好調の「ウィルキンソン」増産 群馬工場で新たに1ℓサイズ 5月は生産数量4割増へ

アサヒ飲料は、生産体制を強化して炭酸水ブランド「ウィルキンソン」を増産する。コロナ禍で需要が拡大している1ℓサイズの「ウィルキンソン タンサン」と「ウィルキンソン タンサン レモン」の2商品を新たに6月から群馬工場での生産を開始する。加えて、ブランド全体では明石工場、富士山工場を中心とした製造工場で5月の生産数量を前年比4割増に引き上げる。

同ブランドは1―3月の販売数量が前年同期比6%増を記録し、4月も前年同月比30%増(4月27日現在)で推移している。中でも1ℓサイズは、1-3月の販売数量が約40%増となりブランドを大きく牽引。この要因について、同社は「直接飲用に加え、家飲みの割り材としても支持されていることが要因とみている」。

群馬工場では「ウィルキンソン」を製造開始するに当たり、水の硬度を調整する液処理設備を改造。またラベルを貼る設備であるラベラーを1ℓサイズに対応できるように改造するなど約4千万円の設備投資を行った。

今回の設備投資は、昨年8月から検討を開始し11月に着工、今年4月に完成した。4月のテスト製造を経て6月から本格製造を開始する。これにより、群馬工場では1ℓサイズを年間約100万ケース製造できる見込みとなる。

炭酸水市場は、お酒の割材など家飲み需要の拡大と健康志向・リフレッシュニーズの高まりを背景に拡大している。サブカテゴリー別では、ボリュームゾーンのプレーンタイプが安定的に成長し、その上にレモンをはじめとするフレーバー炭酸水の大幅伸長が乗っかり、全体として拡大傾向にある。

全国清涼飲料連合会の「2020年清涼飲料水生産数量及び生産者販売金額」によると、プレーン炭酸水は生産量が前年比0.6%増、生産者販売金額は1.3%減の445億300万円。一方、果汁・フレーバー入り炭酸水は生産量が15%増、生産者販売金額が10.9%増の354億5千300万円を記録した。