外出自粛によるV.D欠乏 サプリでサポートへ実証

外出自粛によるビタミンD欠乏 サプリでサポートへ実証

コロナ禍で人々の健康意識が高まり、通販を中心に健康食品が売れている。ダイエットサプリメントやプロテイン、青汁などとともに、インフルエンザや上気道感染症などに有効とされるビタミンDサプリメントも再評価された。ビタミンDは食事からの摂取以外に、日光に当たることにより皮膚で産生される。東京都、大阪府、京都府、兵庫県は3度目の緊急事態宣言。外出自粛が人々の健康に与える影響について考えた。

ビタミンDは、新型コロナウイルスの感染拡大とともに再評価された栄養素の一つ。カルシウムの吸収促進や骨の健康を維持する機能が知られている。さらに上気道感染症やインフルエンザの感染予防に加え、昨年以降はいくつもの研究機関で新型コロナウイルスの重症化予防についての知見が報告されている。

日光に当たることにより皮膚で産生されるのが特徴。日本と韓国の女性は美白意識が高く日光を避ける傾向があることからビタミンDが欠乏し、生まれてくる子供に「くる病」のリスクがあることも指摘されている。東京都、大阪府、京都府、兵庫県では3度目の緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出自粛が要請されることになった。外出自粛は人々の健康にどのように影響するのだろうか。

ファンケルは昨年6月末から7月上旬に、20歳以上65歳未満の従業員を対象にビタミンDの充足度を調査した。それによると、女性の97・6%、男性の84・4%がビタミンD不足または欠乏状態だった。同社では昨年10月に従業員に対し、サプリメント「ビタミンD」を無料配布。今年1月には改めてビタミンDの充足度を確認し、夏のデータと比較した。その結果、ビタミンD不足または欠乏していた人は女性の55.9%、男性で45.2%と顕著に減少した。またビタミンDを含むサプリメントの摂取頻度が高いほど、ビタミンDの充足度が高まることも示唆された。

ビタミンDの欠乏は感染症を引き起こす可能性があると考えられるだけでなく、骨折や筋肉に対する障害などの原因にもなっている。高齢者の転倒による骨折や骨粗しょう症の発症についても、ビタミンDの欠乏が関連していると考えられている。