よーじや 観光依存から脱却へ テイクアウト専門クレープ店オープン

よーじやグループ(京都市中京区)は1日、京都・嵐山にテイクアウト限定クレープ専門店「よーじやカフェ お茶のクレープ」2号店をオープンした。コロナ禍で激減した観光需要からの脱却に向けた新業態で、地元客と観光客の双方に愛される店を目指す。

昨年4月に社長に就任した國枝昂社長は、観光需要に依存しない経営への転換を目指しテイクアウト専門のクレープ店を出店することになった。昨年11月に京都・二条麩屋町に1号店をオープン。二条麩屋町では、よーじやカフェ用のケーキを製造しており、カフェで好評を得ているパフェをテイクアウトできないかと試行錯誤した結果、食べ歩きに適したクレープの形に発展させた。

2号店は「よーじやカフェ嵯峨野嵐山店」のテイクアウトコーナーを活用。提供するのは「お茶のクレープ 抹茶」1種類で、京都・宇治の抹茶を使用し、2種類の小麦粉をブレンドした抹茶風味の生地に、こだわりの抹茶の白玉や、オリジナルブレンドの抹茶クリームとプレーンクリーム、お店で焼き上げるパイなどさまざまな具材が入ったクレープ。

京都・嵐山にオープンした「よーじやカフェ お茶のクレープ」2号店
京都・嵐山にオープンした「よーじやカフェ お茶のクレープ」2号店

あぶらとり紙で有名なよーじやは、もともと化粧雑貨を取り扱っていた。約30年前に「あぶらとり紙」ブームが起こり修学旅行生がお土産として購入するようになり、全国的に認知されるブランドとなった。手鏡に和風の女性の顔が映ったよーじやのロゴマークを見たことのある人も多いだろう。

ブームをきっかけに若い世代の認知度が高まったがブームは30年前の話で、近年は顧客層の高齢化が進んでいた。また、京都に来る観光客も修学旅行からインバウンドに中心が移り、19年7月期のよーじや売上げの約4割がインバウンドによるものになった。コロナ禍による観光客の減少で20年7月期の売上げは37%減、21年7月期は19年度との比較で7割減になると見込んでいる。

國枝社長は「『よーじや』というブランドは認知されているが、あぶらとり紙以外何を取り扱っているのか知られていない。化粧雑貨が主体であることは変わらないが食品(菓子)を販売していることも知ってもらえるよう広報活動にも取り組む」方針だ。

「よーじやのお抹茶サンドクッキー」
「よーじやのお抹茶サンドクッキー」

これまで、よーじやカフェおよび一部よーじや店舗で行っていた菓子の販売を京都・大阪の駅構内土産店4店舗でも開始した。

京都駅構内にある「おみやげ街道JR京都駅西口店」「アントレマルシェ京都西口改札内店」、新大阪駅構内の「おみやげ街道アルデ新大阪店」、天王寺駅構内の「アントレマルシェ天王寺店」の4店舗で「よーじやのお抹茶サンドクッキー」「よーじやのカフェラテ焼きショコラ」「よーじや 抹茶ミルク」などを販売する。