判断するのは消費者

コンビニでもツケ払いが可能になる。ファミリーマートが今夏からの導入を発表した「ファミペイ翌月払い」。ファミペイ残高で翌月以降にまとめて支払えるようになるという。

▼同種の仕組みで先行する「メルペイスマート払い」は原則無料だが、それを実質的なリボ払いにできる「定額払い」は年率15%の手数料。「PayPayあと払い」は月額300円の手数料がかかる。ちょっとした利便性に、それだけの対価を支払う消費者がいるわけだ。

▼「ファミペイ翌月払い」の手数料について今のところ説明はないが、半世紀近く続いてきたコンビニ市場の隆盛自体、「便利だけど割高」が受け入れられてきた結果であるともいえる。何が「合理的」かを判断するのは、個々の消費者である。ただし大前提は、判断に必要な情報が明示されていること。

▼来月には、店頭での税込表示が再び義務化される。「298円(税別)」などの表示で割安感を演出してきた小売店には悩みどころ。ただその割安感はあくまでも“感”。売る側の論理にすぎない。支払総額の明示は、消費者の合理的判断に資するものだ。競争への新たな知恵が求められる。