清酒輸出金額が過去最高 “量より質”でマーケットに広がり

日本酒造組合中央会は2日、2020年度(1-12月)の清酒輸出総額が前年比3.1%増となり、過去最高の241億円に達したと発表した。

各国で家飲み需要が広がる中、日本酒で量よりも質が求められる傾向が金額を押し上げたとみられる。数量は12.7%減となった。

日本酒造組合中央会の宇都宮仁理事は「各国でも家飲みへの対応で、個人向け店頭販売や通信販売など、日本酒の新しいマーケットが広がっていると聞いている。金額面では、中国、香港、シンガポールなどのアジアが牽引し、アメリカ、イギリスに比べても高価格帯の日本酒が受け入れられる傾向にある」とコメントを寄せている。

なお、金額の1位は香港で、初めてアメリカが首位を他国に譲り渡した。2位は中国で、10年前と比較すると急伸しており、現地で日本酒を取り扱う人や愛飲者が増えていることを裏付ける結果となった。3位のアメリカは数量では首位を堅持した。