コロナ禍で成長した食品 1位は玩具菓子、2位プロテイン粉末 インテージ調べ

プロテイン粉末市場 出典:2020年1-12月インテージSRIデータ
プロテイン粉末市場 出典:2020年1-12月インテージSRIデータ

インテージは、2020年1-12月同社SRIデータから、販売金額前年比で食品の上位ランキングと下位ランキングを発表した。上位1位は、玩具メーカー菓子が154%を記録。続いて2位にはプロテイン粉末がランクイン。商品別では、ダイエットや美容への効果を訴求する大豆を使用したソイタイプ商品がとりわけ伸長した。

上位1位の玩具メーカー菓子は、グミやキャンディ、ウエハースなどが含まれ、社会現象となった「鬼滅の刃」効果によるものとみられる。

同2位のプロテイン粉末は、外出自粛によって運動量が減少し“コロナ太り”と言われる体形の変化を気にする人のトライアルや女性層を取り込み、購入者が増加したことが貢献した。

オリジナルシール付き「ぷっちょ 鬼滅の刃 袋」(©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable)
オリジナルシール付き「ぷっちょ 鬼滅の刃 袋」(©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable)

「6月以降のスポーツジムの再開や“おうちフィットネス”の流行、エクササイズやプロテインなどでダイエットや美容に取り組んでいるインフルエンサーの影響で、情報感度が高い10~40代の女性の購買を後押ししたともみてとれる」(インテージ市場アナリスト木地利光氏)という。

インテージの調べによると、プロテイン粉末の販売金額は年々増加傾向にあるが、20年は大幅に伸長し、前年比141%の152億円を記録。月別では6月以降、9月を除き150%以上の高い伸びを見せた。5月下旬に緊急事態宣言が解除され、外出自粛の動きが弱まりスポーツジムなどの運動施設も徐々に再開されたことが要因とみられる。9月は129%と伸びが鈍化したが、一昨年の消費増税前の駆け込み需要の反動によるもの。

以下10位までは次の通り。( )内は販売金額前年比。

3位 冷凍水産(134%)
4位 プレミックス(133%)
5位 ホイップクリーム(130%)
6位 エッセンス類(125%)
7位 蜂蜜(125%)
8位 スパゲッティー(124%)
9位 シロップ類(123%)
10位 小麦粉(122%)

ガムやキャンディは外出自粛で減少 出典:2020年1-12月インテージSRIデータ
ガムやキャンディは外出自粛で減少 出典:2020年1-12月インテージSRIデータ

コロナ禍の外出自粛による家庭内需要・巣ごもり消費の高まりを受けた結果となった。3位にはシーフードミックスなどの冷凍水産がランクイン。凍菜などの冷凍農産は14位(120%)、調理品主体の冷凍調理は32位(110%)と、いずれも前年を上回った。8位のスパゲッティーは、カップスパゲティー・冷凍スパゲティー以外の乾燥スパゲッティー、ゆでスパゲッティー、生スパゲッティーなどを指し、ソース付き、具材付きのものも含む。

下位ランキングは表の通り。1位がチューインガム(81%)、2位がキャンディ(90%)、3位が高野豆腐(91%)。「チューインガムやキャンディは、職場やレジャーなど外出時に食べることが多いため、外出自粛により需要が縮小。チューインガムは、職場での口臭対策需要が縮小した影響もあると推察される。キャンディは、タブレットタイプがとりわけ不調。こうや豆腐は、18年後半から19年にかけて、テレビ番組で健康効果が取り上げられ伸長していたことが反動となった」(木地氏)とみている。