キユーピー 中国4カ所目の生産拠点が操業開始

キユーピーのグループ会社である広州丘比食品有限公司(広東省広州市)は、2021年1月から操業を始める。広州丘比食品は、中国における4か所目の生産拠点、5つ目の現地法人として18年2月に設立した。主要な生産品目は家庭用および業務用のマヨネーズ・ドレッシングで、販売は杭州丘比食品有限公司が行う。

広州丘比食品のある華南エリアは、広州・深圳・香港を擁する地域であり、北京を中心とした華北エリア、上海を中心とした華東エリアとともに重要な経済圏の一つ。華南エリアへは、これまで杭州丘比食品から商品を輸送していたが、今後は広州丘比食品が主力商品の供給を担うことで輸送にかかる時間とコストの低減を図る。また、広州丘比食品の稼働により中国での増産体制を整え、伸長する中国の内食・中食・外食市場の深耕と新市場の開拓を加速する。

広州丘比食品は、中国におけるこれまでの製造経験を生かし、自動化による効率的な製造ラインを実現したほか、環境にも配慮しエネルギー供給はすべて電気で行う。工場内には見学スペースを設け、一般・ビジネス向けに工場見学も実施(開始時期未定)。遠方からの参加や新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、オンライン見学の開催も予定している。

〈キユーピーの中国におけるこれまでの展開〉

93年に中国に最初の現地法人「北京丘比食品有限公司」を設立。その後、02年に「杭州丘比食品有限公司」、15年に「南通丘比食品有限公司」、17年に中国統括会社の「丘比(中国)有限公司」を設立し、中国におけるマヨネーズ・ドレッシング、ジャム、タマゴ加工品、ロングライフサラダなどの製造販売を行ってきた。10年に「丘比(キユーピー)」ブランドが日本の食品会社として初めて、中国国内で一般的かつ著名な商標に与えられる「馳名(ちめい)商標」に認定された。

中国の主要な都市部におけるキユーピーの家庭用マヨネーズのシェアは、北京約90%、上海約55%、広州約70%(19年キユーピー調べ)。