「ネスレ ミロ」販売休止の余波 ココアなど成長応援粉末飲料に脚光

8日、麦芽飲料「ネスレ ミロ」の販売休止が発表されたことで、「ミロ」の代替としてココアなどの豊富な栄養素がおいしく摂れる粉末飲料が脚光を浴びそうだ。

「ミロ」には、エネルギーの源であるブドウ糖を主成分とし、特に女性に不足しがちな鉄分や吸収されにくいカルシウムの吸収を助けるビタミンDなど2種類のミネラルと6種類の栄養素がバランスよく含まれている。

その点、味の素AGF社が11月2日からEC限定で発売している「ブレンディ とけた!」シリーズも、カルシウム・鉄・ビタミンDといった子どもの成長に必要な成分を含んだスティックタイプの栄養機能食品となっている。「ココア・オレ」と「いちご・オレ」の2種類のフレーバーを取り揃えており、引き合いが強まっている模様だ。

「ブレンディ とけた!」シリーズ
「ブレンディ とけた!」シリーズ

三井農林がこの春、「日東紅茶」から新発売した「朝の大麦ラテ」も「大人だからこそ、しっかり栄養をとりたい」をコンセプトに、食物繊維と6種のビタミン、カルシウム、鉄分を入れたパウダー商品となっている。一部の店頭で露出を拡大しているほか、通販でも販売している。

店頭で「ミロ」の周辺を固めるのはココアカテゴリーで、森永製菓の「セノビー」は「ミロ」の話題沸騰の余波もあり好調に推移している。

「セノビー」はシールド乳酸菌100億個、ミルクカルシウム510㎎、ミルクオリゴ糖100㎎を配合した子どもの成長を応援する調整ココアで、子どもを持つ30~40代女性に支えられて伸長していることに加えて、カルシウムを多く含む中身設計から、シニア層のフレイル対策としても受け入れられているという。

「日東紅茶 朝の大麦ラテ」
「日東紅茶 朝の大麦ラテ」
15日分の180g袋と7日分の84g袋がともに伸長する中、ドラッグストア・EC専用の180g袋は4-8月、前年同期比で約2割伸長し「成長応援型の嗜好飲料は、お客さまと流通さまからの評価が高い」(森永製菓)とみている。

ロート製薬は成長期応援飲料「セノビック」の引き合いが強まっている模様。「セノビック」では10月29日に「ミルクココア味」をはじめとする定番品を刷新し、同日から「セノビック Plus」の商品名で販売している。

「セノビック Plus」は栄養を強化し、1日当たりの摂取目安量においてカルシウム、ビタミンD、鉄の配合量をアップしたことで、牛乳1日2杯目安の処方から1日1杯目安の処方に変更されている。販売チャネルは、自社通販と一部ECモールでの通販品に加えてドラッグストアで店頭品を販売している。

「ネスレ ミロ」と近しい場所におかれる「セノビー」(左上)
「ネスレ ミロ」と近しい場所におかれる「セノビー」(左上)
「セノビックPlusミルクココア味」
「セノビックPlusミルクココア味」