時代見据えた一手こそ

コロナ禍で外食産業が厳しいと言われる中、回転寿司大手が好調だ。スシローは前期売上高が前年同期比2.9%増の2千49億5千7百万円となり、過去最高を達成した。くら寿司は10月の既存店売上高が速報値で前年同月比26.1%増となった。

▼スシローは4月に来店客数が半減したものの、その後はV字回復。コロナ対策として導入した「自動土産ロッカー」が好評で、事前に注文して店舗に来て“非接触”で受け取れる。くら寿司は人気アニメ「鬼滅の刃」とのコラボで販売好調が続いた。

▼という話を業務用外食ルートに強い食品メーカーの社長に聞いた。今後について「回転寿司大手は上積みの計画を立てているが、当社には年末年始の特需はないだろう。居酒屋、和食レストラン、割烹は厳しい」と見ている。

▼コロナは第3波の様相を呈しており、先述の社長は「オンライン商談も工夫が必要。いま営業マンのプレゼン能力が問われている」と話す。回転寿司大手が時代に合ったサービスの提供で結果を出しているように、メーカーの営業マンにも新たな手法が求められている。