「キリンレモン スポーツセンター」が竣工 橋本聖子五輪相「素晴らしい」 ネーミング賞賛

東京都中野区は、7月末に竣工した体育館で中野区初のネーミングライツの公募を実施し、これに応募したキリンビバレッジと契約を締結して20日に愛称を中野区立総合体育館から「キリンレモン スポーツセンター」へと改めた。

20日、記念式典で来賓に招かれた橋本聖子五輪相は「スポーツをやってきた一人の人間として心と体が健康であること以上に街全体が健康でなければならない。今まで一体感と未来に希望が持てるような場所がなかなかつくれなかったが、環境にも優しいユニバーサルデザインの施設ができ大変うれしく思う」とあいさつした。

新名称については「素晴らしいと思った。聞いただけで爽やかになれる」と称賛。現在、東京五輪開催に向けてコロナ対策の調整会議をスタートし「安心して開催できるようなプログラムを確立しているところ」だという。

中野区では、16年に平和の森公園再整備基本計画を策定し体育館の新設を決定。18年に同計画の第一期工事、20年3月に第二期工事を完了した。

この中で東京都下水局の敷地に新設された体育館は、環境負荷の低減にも配慮し、東京都下水局の施設である中野水再生センターから下水処理水の提供を受け体育館の冷暖房用の熱源として活用していく。

あいさつする酒井直人中野区長㊥と祝辞を述べた橋本聖子五輪相㊧、キリンビバレッジの堀口英樹社長
あいさつする酒井直人中野区長㊥と祝辞を述べた橋本聖子五輪相㊧、キリンビバレッジの堀口英樹社長

体育館は、本格的な競技大会が行えるメインアリーナや障害者スポーツを含めた多様な用途に対応するサブアリーナをはじめ、ヨガ・ダンス・卓球などに利用できる多目的室、武道場、壁面にクライミングウォールを設置したトレーニングルームなどを配備している。

1階にはシャワールームとドライヤーを兼ね備えた「だれでも更衣室」を設備し、平和の森公園利用者も利用できるようになっている。

災害時には、帰宅困難者の一時滞在場所や各種支援団体の活動拠点として活用するため、約2千600人分の備蓄物資を備えるとともに、施設を72時間稼働することができる非常用電源装置を配備している。

冒頭あいさつした酒井直人中野区長は「センター(体育館)および公園は、中野の街の賑わいを生み出す新たなランドマークとして区民の方に広く根付き末永く発展していけるよう管理運営していきたい」と意欲をのぞかせた。

ネーミングライツを取得したキリンビバレッジの堀口英樹社長も「中野区にある企業として中野区民の皆さまとともに地域の発展に貢献したい」と意気込みを語った。