パスタ需要、衰えず 120%ペースで推移 ソース購入、4月は6割増

パスタ需要が高止まりで推移している。日本パスタ協会によると今年1~7月のパスタ国内供給量は前年同期比17.2%増の19万459t。外出自粛の影響で、3月以降の数量が爆発的に伸びている。春先はパスタとパスタソースが棚から消える店舗が相次ぎ、量販店では1家族あたりの購入数量を制限するなどの対策をとるも、鎮静化までに一定の時間を要した。関係者によると「8月以降は徐々に落ち着きを取り戻している」というが、年末の需要期に向け増加スピードが衰える要因は見当たらない。

今年1~7月のパスタ国内供給量は前年同期比17・2%増の19万459t。新型コロナウイルス感染拡大防止を理由とした外出自粛の影響で3月以降の数量が爆発的に伸びており、6月の国内供給量は前年同期比で48.4%増加し、国内生産量は14.3%増、輸入量は84.6%増という内訳だった。直近の7月も23.0%増と高水準を維持した。

一方、パスタソースの購入については、マクロミルのQPR(消費者購買履歴データ)によると、2月が前年同月比で33%増、3月が46%増、4月が58%増、5月が18%増を記録。6月は2%増、7月は9%増だった。夏場に入り多少落ち着いた感はあるが、メーカーの担当者は「少なくとも来年の春までは内食化が進むだろう。パスタに関しては需要期に入ることもあり、消費が減る要因が見当たらない」と語る。

春先はパスタ関連製品が買い占められ、量販店などでは一時的に欠品が相次いだ。今後、第3波の到来への警戒が高まる中、メーカーではさらなる安定供給の維持に努めるべく対策に注力している。

引き続き内食化が進むことが予想されているが、消費者の心理的には「内食でありながらも、外食並みの品質」を求める声が増えている。常温タイプのみならず、利用が拡大する冷食パスタに関しても上質を特徴とした製品が増えてきた。パスタソースに関しては「安価でおいしく」という要望だけでなく、簡便、本格や少量・個食対応、具材やソースなどが満足できる量であることをうたった商品が、店頭を賑わせている。また消費者の食と健康に対する意識も一層高まっていることから、低糖質や健康機能性付与のレシピ開発にも一層の拍車がかかりそうだ。