スーパー 7月も続いた巣ごもり消費 天候不順で衣料低迷も客数微増、食品好調

主要量販の7月既存店伸長率は、総合スーパー(GMS)、食品スーパー(SM)とも好調に推移した。“巣ごもり消費”の継続で客単価の伸長が続いていることに加え、一部客数が改善したことも寄与した。

7月は天候不順の影響に加え、新型コロナウイルス新規感染者数の増加などを受け、衣料品や季節商材が低迷したが、GMS、SMとも食品は好調に推移し、既存店業績を押し上げた。

7月度についてイオンでは「ショートタイムショッピングの傾向や節約志向の高まりから、首都圏で事業展開する一部のSMや小型ディスカウントストア(DS)は特に好調で、前同比二ケタ増の売上げを記録した」としている。

イオンリテールの既存店売上高は前年割れだが、食品既存店は101・6%と好調に推移。また、ネットスーパー売上高は前同比2割増となるなど、新型コロナ禍でのネットスーパー需要の急増を裏付ける結果となった。

イトーヨーカ堂は、客数前年割れを客単価の伸びでカバーし、前年実績を上回ったが、テナントを含むSC売上げは98.8%。7月の天候不順が衣料品など季節商品の売上げに影響した結果と見られる。

ユニーは「衣料品は低気温により夏物衣料が苦戦した。住居関連品は調理家電や寝具、ゲームなどの玩具が好調。食品はウチナカ需要を反映し、惣菜や酒類、菓子類が高い成長率を記録した」とし、「巣ごもり消費」の継続をうかがわせる内容だ。

SMは、来店頻度の低下、他業態(DS、ドラッグストア等)との競争激化もあり客数100%割れが続いているが、7月度は天候不順という逆風も加わるなか、ベルクが前同を上回ったほか、アークス、アクシアルリテイリング、ライフコーポレーション、ヤオコー、カスミ、バロー、MV西日本、MV九州、マルキョウなどで改善。客単価は全チェーンとも引き続き、前同を大きく上回り推移している。