即席麺に特需+前期の反動 第1四半期は量・額とも2割増

2020年度第1四半期(4~6月)の即席麺総需要(生タイプ含む)は数量ベースが前年比19.7%増、金額(出荷額)ベース19.6%増。新型コロナ特需と、昨年6月の価格改定の反動などで大幅増となった形だ。

月別の総需要は、4月が数量22.6%増、金額24.8%増、5月数量7.4%増、金額8.6%増、6月数量30.8%増、金額26.1%増。

緊急事態宣言発出を受けて伸びた需要は、5月に入り昨年の価格改定(2019年6月)前の特需の反動減で落ち着いたものの、6月は逆に反動増となったこともあり第1四半期の伸びを押し上げる結果となった。

総需要の内訳(数量)は、JAS品(主としてNB)が7.5%増、非JAS品(PB等)82.6%増。種別では、袋麺が数量38.4%増、金額42.3%増。カップ麺は数量11.4%増、金額13.4%増。うちJAS品(生産量)は、袋麺22%増、カップ麺1.9%増。非JAS品は、袋麺106.1%増、カップ麺70.3%増。

今第1四半期の特徴は袋麺の伸長。JAS品、非JAS品とも大幅増となっている。在宅勤務や学校休校による昼食需要の増加が要因と考えられる。

第1四半期のチャネル業績から推測すると、コンビニが減少し、量販店やドラッグでの購入機会が拡大したものと見られるため、カップ麺よりは袋麺、また“3密”回避のため小売各社がチラシ販促を控えたこともあり、ハイ&ローのNB品と比較し、EDLPで展開されるPB品の売上げが伸びたものと見られる。

なお6月単月の総需要の種別内訳は袋麺が数量85.7%増、金額90.4%増、カップ麺が数量11%増、金額11.7%増。