コロナ禍「食品の社会的責任大きい」 食品産業センター 村上理事長

一般財団法人 食品産業センターの村上秀德理事長は28日、業界専門紙との意見交換会に先立ち、新型コロナウイルス感染が広がる中で、「食品は供給義務の観点から、社会的責任を果たすための役割は大きい」など次のように語った。

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新型コロナウイルス感染が広がる中で、食品には供給するという大きな使命があり、供給し続けることは大変だ。コロナにより市場構造が変わる中で、家庭内調理や家庭内消費が増えているが、反面、外食が大きな影響を受けており、業務用は厳しい状況にある。原料調達面では、当初は中国からの食材供給が滞ったが、世界的なサプライチェーン全体の供給には問題ないようだ。だが南米の港で出荷が滞ったり、カカオが価格変動を起こすなどあまり安心はできない。

食品産業をめぐる共通課題は相変わらず多いが、社会的な要請は大きくは変わらない。一方で気候変動に対する対応も求められている。生態系の中でどう生きていくかなど、社会的責任を果たすため食品への要請はますます強まると思われる。