九州と東北のコーヒーが牽引 味の素AGF「ちょっと贅沢な珈琲店」に勢い

秋冬は東海と瀬戸内でもエリア商品

味の素AGF社は「ちょっと贅沢な珈琲店」を「ブレンディ」に次ぐブランドの柱に育成していく。

複数のカテゴリーを取り揃える「ちょっと贅沢な珈琲店」ブランドの中でも近年好調なのがレギュラーコーヒーカテゴリーで、今後も強化の構えだ。

3日、本社で発表した古賀大三郎リテールビジネス部長は「『ちょっと贅沢な珈琲店』のレギュラーコーヒーは前期(3月期)、二ケタ近い成長を遂げた」と述べ、その牽引役にエリア対応商品とパーソナルタイプのドリップコーヒーを挙げる。

エリア対応品は、18年8月に九州エリア向けの「九州まろやかブレンド」、19年8月に東北エリア向けの「東北コクゆたかブレンド」を発売開始したところ、前期はこの2品が「各エリアの流通さまと生活者から非常にご支持をいただき、ブランドに大きく貢献してくれた」。

「レギュラー・コーヒー ブラジル最上級グレード豆」(260g)。想定定番売価は税抜530円(ちょっと贅沢な珈琲店)
「レギュラー・コーヒー ブラジル最上級グレード豆」(260g)。想定定番売価は税抜530円(ちょっと贅沢な珈琲店)

パーソナルタイプのドリップコーヒーは昨秋に、アラビカ豆100%使用のコンセプトに変更したところ、「飲まれた方から“期待以上の品質”のお声をいただくなど定着し、次に支持されているのがドリッパーで“扱いやすい”とのお褒めの言葉もいただいている」。

今期も、コロナ禍を主要因とした家庭内消費増もあって好調を維持している。現在、アイス用レギュラーコーヒー市場に向けて、水出し抽出と急冷ドリップの両方に対応した「レギュラー・コーヒー アイスコーヒー ブレンド」を押し出している。

8月20日を発売日とする秋冬に向けては、前期の牽引役となったエリア向けシリーズを強化していく。

九州・東北に次ぐ第3弾として東海エリア向けの「東海 喫茶店のモーニングブレンド」と瀬戸内エリア向けの「瀬戸内まろやかブレンド」を新発売し、「東北コクゆたかブレンド」のパーソナルタイプのドリップ「プレミアムドリップ」も新たに投入する。

低価格志向とこだわり志向の二極化が進むとの見立てから、プレミアムタイプとしてブラジル最上級グレード豆#(タイプ)2を100%使用した「レギュラー・コーヒー ブラジル最上級グレード豆」も新発売する。

同商品は、AGFが支援するコーペルカム農協に加盟する約1千600軒の農家で収穫されたコーヒー豆から、厳選された高品質のコーヒー豆を使用することで、苦み・酸味・コクのバランスのよい味わいが楽しめるように仕立てられている。

「ちょっと贅沢な珈琲店」のインスタントコーヒーシリーズ
「ちょっと贅沢な珈琲店」のインスタントコーヒーシリーズ

「ちょっと贅沢な珈琲店」のインスタントコーヒーシリーズでは主力の「スペシャルブレンド」を改定し新商品を投入する。

新商品「モダン・ブレンド」は、レギュラーコーヒーに近い味わいの中でも特にすっきりとした軽やかな味わいを重視するユーザーの嗜好に合わせて開発された。

個包装タイプのインスタントコーヒーでは好調な「ブラックインボックス」シリーズを「ちょっと贅沢な珈琲店 ブラックインボックス」シリーズにリニューアルし同シリーズから「産地ブレンドアソート」と「焙煎アソート」を新発売する。

コミュニケーションは、女優の原田知世さんを起用した「ちょっと贅沢な珈琲店」専用CMをBSと地上波の両方で放映していく。