“レジに並ばない”新店舗 「こだわったいい商品が売れる」 イオンスタイル有明ガーデン

東京・有明の大型商業施設「住友不動産 ショッピングシティ 有明ガーデン」が17日にグランドオープンしたことで、同施設内に入居する「イオンスタイル有明ガーデン」も実質的なグランドオープンを迎えた。

同施設は当初4月23日に開業予定であったが、コロナ禍の影響で延期。ライフライン維持の観点から、イオンスタイルとパン屋、クリーニング店のみ5月15日にオープンし、近隣住民に利用されていた。今回、200店舗強の専門店がオープンしたことで、周辺エリアからの来客も見込む。

5月15日からの状況については、客数はコロナ禍で想定を下回るものの、高付加価値商品が好回転しているという。

18日、取材に応じたイオンスタイル有明ガーデンの谷本和彦店長(イオンリテール南関東カンパニー東東京事業部)は「こだわったいい商品が売れている。調味料は全国各地から取り寄せた調味料が売れ、お酒もワインの売上構成比が30%を占めている。この比率は他店の倍近い数字となっている」と振り返る。

健康や環境への意識も高く、糖質オフ商品やオーガニック商品、大豆ミート(代替肉)商品などの引き合いも強まっているという。

先駆けて行っているレジ袋無料配布の終了についても「かなり前から有料化していることもあり、お客さまからの抵抗は見受けられない。同店のお客さまは環境への意識が高くマイバッグやマイバスケットを持参されるお客さまが多い」と語る。

イオンは1991年から買物袋持参運動を開始してレジ袋の削減を推進。07年から食品売場のレジ袋無料配布中止をすすめてきた結果、実施店舗での辞退率は約80%を超えた。

イオンスタイル有明ガーデンでは、レジに並ばない買物スタイル「レジゴー」を都内初導入。その手応えは上々で「他の導入店舗の1・5倍以上となる30%近くの利用率でお客さまが『レジゴー』を使用している」という。

「レジゴー」は

①買物前にスタンドから専用スマホ(専用端末機)を借りる
②スマホで欲しい商品のバーコードをスキャン
③専用レジの支払いコードをスキャンして会計

豊洲市場直送の売場で谷本和彦店長(イオンスタイル有明ガーデン)
豊洲市場直送の売場で谷本和彦店長(イオンスタイル有明ガーデン)

――の手順で来店客に新しい買物体験と利便性を提供するシステム。専用スマホはカートについているホルダーに固定でき「商品を選ぶたびに支払い金額が加算されるため支払金額をタイムリーに把握できる」利点もある。

そのほか同店では、買って食べて帰る新しい食のスタイル「ここdeデリ」を展開しているほか、注文を受けてから1食ずつ調理するステーキや海鮮丼、ピッツアやソフトクリーム、抹茶ドリンクなどの“ワンハンド”商品を提供している。

生鮮は毎朝、豊洲市場で仕入れた鮮魚を対面コーナーで提供し要望に合わせて開きや三枚おろしなどの調理サービスを行っている。青果も毎日、旬の野菜や果物を提供。みずなやトマト、ほうれんそうなどの旬の京野菜も品揃えし、「トップバリュグリーンアイオーガニック」や千葉県産のオーガニック野菜などを約30種類ラインアップしている。