世界初 尿酸値低減ノンアル 新たな選択肢として提案 サッポロビール

サッポロビールは、世界初という尿酸値を下げるノンアルビール「サッポロ うまみ搾り」を23日に全国で発売する。日本の20歳以上男性の5人に1人が高尿酸値者であるという社会課題に、ノンアルビールで応えようとするものだ。

ビールは継続的に微減を繰り返しているが、ここ数年は新ジャンルとノンアルビールは伸長を見せており、直近ではコロナ禍の巣ごもりでも順調な動きを見せている。

ノンアルビール市場は09年の「キリンフリー」以来、順調に拡大を続け、昨年は2千万箱近くにまで達した。同社では09年を登場期、14年頃までをビールらしいおいしさでユーザーが増えた拡大期、15~18年をトクホ・機能性表示が登場した成熟期、19年からは機能が多様化する発展期と位置づける。

野瀬裕之取締役常務執行役員マーケティング本部長は「ノンアルは機能と親和性が高く、当初の想定以上に広がり、それがまた市場の拡大につながっている」とみる。

飲用欲求や味わいを満たすものが作られてきたが、この10年で飲用シーンが広がり、より肯定的にとらえられるようになったといい、直近では健康管理といった悩みに対してストレートに機能を訴求する商品も増えたとする。また、コロナ禍での漠然とした健康不安感が大きな思考変化を促しており、機能系ノンアルビールが再活性化するとみている。

尿酸値を気にするビールユーザーの選択肢はビールを飲まない・減らすや、プリン体をカットした商品を飲む、だったが、今回は新たな選択肢として「尿酸値を下げるもの」を提案する。

「うまみ搾り」には、尿酸値を下げる効果を持つ、2種類のアミノ酸が結びついた「アンセリン」を50mg(350㎖缶1本当たり)採用。1日50mgを12週摂取し続けると血中の尿酸値が0.1mg低減するという。主なターゲットは尿酸値が気になっている人、40~50代男性だ。

パッケージでは機能を分かりやすく訴求。紺色のグラデーションをベースに金色で品質感とおいしさを表現した。酒類売場での販売を想定する。

たまたま、健康意識が高まるこの時期での投入となったが、開発には調査なども含めて3年間をかけており、もともと今年に発売する予定だった。投入に前後してノンアルビール「麦のくつろぎ」は終売する。