紀州梅 平年より少ない着果 園地によってばらつきも

JA紀南はこのほど、梅産地情報を発表した。今月15日の定点調査では、小梅・古城・南高の着果数は前年・平年より少なかった。着果程度の傾向としては、平坦部の着果はやや多く、山間部は少ない傾向であり、園地によるばらつきが大きかった。

16日時点の定点調査の実肥りは、小梅13.4mm(平年比98%)、古城18mm(平年比93%)、南高23.1mm(平年比110%)となっており、南高の果実肥大は平年よりも6日程度早くなっている。

17日に梅部会がまとめた生産予想量は、小梅515t(前年比88%、平年比62%)、古城288t(前年比79%、平年比47%)、南高1万6千838t(前年比79%、平年比76%)、在来系299t(前年比82%、平年比57%)を見込んでいる。生産量は今後の気象等により変動することがある。

また、販売開始時期については、現時点で小梅・古城は5月中旬頃から、南高梅は5月下旬頃からを予定している。

結実後の気温は3月中旬は平年並みだったが、下旬はやや高く推移し、4月上旬はやや低く推移した。降水量は3月中旬は平年より少なく、下旬ではやや多くなり、4月上旬は少なくなった。

和歌山県南部の田辺市と西牟婁郡一円を管内とするJA紀南は本州最南端の農協で、その広域な管内は梅のブランドである紀州梅産地を形成している。紀州梅は梅干や梅酒などに幅広く利用されており、特に南高は梅の高級ブランドとして知られる。