コンビニ各社、加盟店セミナー中止 新型コロナウイルス感染拡大で

新型コロナウイルスの国内での感染拡大を受け、コンビニ各社でも例年2~3月を中心に開催している加盟店向け春夏商品セミナーを中止する方向で動きが進んでいる。

コンビニの商品セミナーは、春と秋の年2回開催を基本に、全国数か所で実施。加盟店オーナーだけではなく店舗スタッフなども来場するため、その数は1会場当たりでも相当数となる。オーナー・スタッフをはじめ、出展企業、本部社員などの安全を最優先し、今季施策や新商品情報等の案内は別途行っていく考えだ。

2月21日午前10時の段階での各チェーンの対応状況は次の通り。

セブン―イレブンは開催の有無も含め、今後どうしていくか対応を検討中。ファミリーマートでは今春、全国11か所でのセミナー開始を予定。すでに四国など2か所では実施済みだが、以降9か所の開催を中止した。

ローソンでも2月下旬から全国7か所での開催を計画していたが、何らかの形で代替案を検討中。ミニストップも例年、関東と東海の2会場でセミナーを実施しているが、今春については検討中とのことだ。

ポプラは、東京と広島の2会場で予定していたが、すでに中止を決めた。コミュニティ・ストアでも東京と大阪で開催する展示会の中止を決定した。

オーナーやスタッフの安全はもちろんだが、「例えば一定金額以上で引けるスピードくじについても、不特定多数の人が触れるのはどうかと。それだけお客さまも敏感になっている」ことなどにも配慮した。

加盟店向け商品セミナーは、消費のトレンドや商環境の変化等を踏まえ、季節の棚割りや各店舗の立地特性に応じた売場づくり・品揃え提案、試食を交えた新商品情報など、自チェーンの半期ごとの取り組みをオーナーだけでなく店舗スタッフにダイレクトに伝えることができる重要な機会だけに、開催中止は惜しまれるところ。

セミナー中止を決定したチェーンでは、用意した資料の配布にプラスして、補足情報やトップからのメッセージ等の発信を検討している模様だ。