セントラルフォレストGが初決算 コンビニ・外食苦戦、ドラッグが伸長

シナジー発揮へ中計策定に着手

トーカンと国分中部の経営統合により昨年4月に誕生したセントラルフォレストグループ(CFG)の第1期となる19年12月期決算が10日に発表された。事業会社2社の個別成績は非公開とするが、全体的には主力得意先であるCVSやSM、外食などが厳しい競争環境や消費者の購買行動の変化、あるいは取引内容の変更などで苦戦。一方でDgSは得意先の業容拡大や新規開拓で順調な伸びを見せた。今期予想も売上げは微減とするが、粗利改善やコスト圧縮を進め増益への転換を目指す。また統合シナジーの発揮に向けて組織した分科会の活動などをベースに、来期以降の中期経営計画の策定にも着手する。

CFGの前期業績は、売上高2千974億6千9百万円、営業利益15億1百万円、経常利益19億1千万円、当期純利益19億2千3百万円。

当該期は経営統合に伴う決算期の変更等があり、連結会計年度が18年10月~19年12月の15か月変則となる。前年と比較できる19年1~12月期で見ると、売上高1.4%減、営業利益28.5%減、経常利益23.8%減、当期純利益28.9%増。

売上げは微減、利益は20%以上の減益となったが、「統合コストが含まれているため、実力値的には微減だったかなととらえている」(永津嘉人CFG社長:トーカン社長)とのこと。経営統合に伴う負ののれん代発生益6億6千6百万円を特別利益として計上した。

チャネル別売上高前年増減はSM0.5%減、外食・中食4.2%減、CVS6.7%減、卸売業2.1%減、DgS8.8%増。カテゴリー別売上高前年増減は、加工食品2.3%減、酒類1.8%減、チルド冷凍2.0%増、非食品5.9%減、製品1.2%増。

20年12月期連結業績予想(1~12月期対比)は、売上高2千900億円(0.6%減)、営業利益11億2千万円(6.6%増)、経常利益14億円(1.5%増)、当期純利益8億4千万円(46.8%減)。

チャネル別では、SM0.4%減、外食・中食0.7%減、CVS5.4%減、卸売業1.1%減、DgS5.2%増を見込む。

設備投資は4億900万円。松本と吉田のCVS向け常温センターの改修・増築をメーンに行う。

統合シナジーの発揮に向けては、市販用部会、業務用部会、間接コスト削減部会のほか、チャネル・機能別活動としてCVS、量販、製造、物流についてすり合わせを実施中。

「統合メリットに関しては、まだまだこれから。物流はもう少し早く成果が出るかと思っていたが、昨今の物流費高騰の影響もあり、なかなかスピードが上がらないところが課題。そのあたりはもう少し知恵を絞っていかないと」(永津社長)。

「商品に関してはメーカーさんも相当意識するところ。CFG発足に当たり説明申し上げたが、基本的に事業会社2社の仕入れは変えない。その上で、今後シナジーをどう出していけるのか話し合いを進めている」(福井稔副社長:国分中部社長)。