新型コロナウイルス、花見客足に影響か

今シーズンは暖冬の影響により桜の開花は全国的に平年より早めとなる模様で、東北地方南部・関東甲信地方の開花が例年より1~2日早まる一方、九州地方では1~2日遅くなる模様だ。

▼今年は訪日外国人によるインバウンド需要が再燃する可能性もあり、大都市から北海道、青森、秋田、福井、長野など地方への広がりが特徴的だ。4月は花見目的の訪日外国人が増加すると予想し、流通業界でも春先から花見特設コーナーを開設して顧客を取り込む作戦に出ようとしている。

▼一方、メーカー各社も菓子や飲料、酒類等で桜パッケージを開発。弁当や特産品、お花見グッズとともにスーパーのお花見コーナーに並べてもらおうと開発を急ぎ、日本人客とともにインバウンド客を取り込もうと必死だ。

▼ただし、こうした動きに水を差そうとしているのが中国での新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大だ。中国政府は27日から団体旅行を禁止した。03年に中国でサーズ(SARS)が発生した際も、訪日客減少で日本経済に深刻な影響が出たが、今回も影響が懸念される。