自宅観戦の食卓狙い提案 加藤産業新製品発表会

加藤産業は16、17の両日、神戸国際展示場で「第44回春&夏の新製品発表会」を開催、得意先約6千人を招いた。500社(常温314社、低温86社、酒類100社)が出展し、約5千100アイテムを出品。このうち新製品が約2千200アイテム。

「今年はこれだ!」を掲げたテーマコーナーではスポーツ観戦、インバウンド需要、タンパク質の3つのトレンドに焦点を当てた。坂田一樹阪南支店次長は「昨年のラグビーの盛り上がりを受け、今年は自宅でスポーツ観戦を楽しむ人がさらに増えると思われる」と狙いを示す。

ハウス食品は名店のレトルトカレーに、冷食のハンバーグや唐揚げをトッピングして提供。「準備や後片付けの手間が省かれ、ゆっくりとかつ普段よりちょっと豪華な気分で自宅観戦ができる」と説明する。ブルドッグソースはもんじゃ焼材料セットを提案。近畿地区では家庭でお好み焼を焼く際、もんじゃ焼も一緒に作る家庭が増えており同商品も伸びているという。「これを機会にさらに広げていきたい」と意気込む。

自社ブランドのカンピーコーナーでは買いやすい価格帯の国内産果実使用ジャム、大きめの魚体を原料にしたさば水煮缶など、特徴ある新製品を紹介。地域産品を集めた「ディスカバリーニッポン」では、支店推奨メーカーを含む71社が集まり、ハバネロの次に辛いと言われる島唐辛子を使った黒豚入りソーセージ、食塩を使わない野菜カレーなどをアピールした。ソーセージは家飲み、野菜カレーは訪日外国人を含めたビーガンなど、いずれも五輪に関連した需要を意識する。

このほか、低温食品は豆腐の新しい食べ方提案、酒類はオリジナルのスペインワインやシングルモルトスコッチなどの売り込みに力を入れた。

実行委員長を務めた菅公博常務は「今後、労働規制やキャッシュレス還元の終了など厳しい環境が続くと予想されるが、五輪で何とか盛り上げていきたい。昨年のラグビーW杯で改めてスポーツの力の大きさを実感した。いろいろな形で企画提案し消費につなげていく」と話していた。