カゴメ、業務用にベジタブル展示会 ヴィーガンへ「野菜だし」 一般にも広がる「肉・魚抜き」

カゴメは16、17の両日、東京・秋葉原のアキバ・スクエアで業務用食品の展示会「ベジタブル・ソリューション」を開催した。同展は東京を皮切りに全国7会場で実施。最終日は3月26日の札幌会場。

外食・中食ユーザーに向けて野菜関連の商品・メニューおよびオペレーションを一堂に提案し、課題解決につなげてもらおうというもので、東京会場では2日間で量販店や外食ユーザー(レストラン、ホテル)、卸店など約1千600人が来場し、商談につながった。7会場合計では約4千人の来場を予定している。

インバウンド・菜食者向けの新製品やメニューを提案する「ヴィーガン・ベジタリアン」、ひと工夫で美味しさや見栄えにつながる「メニューグレードアップ」、タイムリーな情報提供で集客・食数アップにつながる「プロモーション連動」、調理オペレーションの簡略化で人手不足に対応した「野菜素材商品ラインナップ」コーナーなど4分割で構成。各コーナーでは専門担当者が試食を交えながら来場者に丁寧に説明した。

「夕食用の惣菜を買うのは料理好きの主婦が多い」。意外とも言えるこの関連性は、約千人の主婦を対象にしたカゴメの調査で分かったこと。「料理好きの主婦は副菜(野菜のおかず)に手間をかけず、上手に惣菜を利用している」とし、展示会では野菜を通して彩りや健康感を提案した。 一方、東京2020開催で訪日外国人は4千万人と言われ、そのうちヴィーガンやベジタリアンは5%と分析。「この数字は増えることはあっても減ることはない」と言う。バルセロナやシドニー五輪の際にもヴィーガンやベジタリアンの外国人が訪れ、その良さが分かると開催後も徐々に増え続け、「この傾向は東京でも起こる」と同社では予測している。

「野菜だし」を使ったおにぎりも登場(ベジタブル・ソリューション)
「野菜だし」を使ったおにぎりも登場(ベジタブル・ソリューション)

そこでヴィーガン・ベジタリアンコーナーでは、野菜だしをベースにトマトやマッシュルームエキス等を配合し、動物性原材料は配合していない「野菜だし調味料」を展示。スープやリゾットをはじめ、炊き込みご飯などの和食メニューとも相性が良く、ヴィーガンやベジタリアン向けメニューにも対応が可能な特徴をアピールした。「日本の一般消費者の中にも特定日だけ肉や魚を抜く人も増えていることから、3、4倍の需要がある」と同社。スーパーの惣菜や居酒屋、ホテルのブュッフェコーナー、ラーメン店などさまざまな外食に提案していく。

プロモーション連動コーナーでは、今春夏はラタトゥーユを提案し、外食から情報化を進め、量販店でのメニュー提案等と連動。メニューグレードアップコーナーでは、イタリアン冷凍野菜や冷めてもしっとり感が残る冷凍ポテトなどを展示。同会場では健康サービス事業の一環として「健康セミナー・べジチェック無料体験会」も催した。