新たなチャレンジに期待

2020年がスタートした。今年の干支は「庚子(かのえね)」。「庚」は結実や形成という変化転換を表し、十二支の1番目に当たる「子」は新しい運気のサイクルの始まりを表すという。植物に例えると、成長に向かって種子が膨らみ始める時期で、未来に向かって新しいチャレンジをすることに適した年のようだ。

▼繁殖力に優れたねずみは子孫繁栄の象徴でもあり、株式市場では「子年は繁栄」という格言もある。6日の大発会は、緊迫する中東情勢を背景に全面安の展開となり、格言通りとはいかない難しさも感じられたが、東京五輪に向けて今年こそはと消費の盛り上がりを期待する声も多い。

▼食品業界の賀詞交歓会では、SDGsの取り組みに象徴されるように持続可能な発展を願う言葉が相次いだ。量から質への転換、食品ロスや物流問題の解決など、サステナブルな成長実現は業界共通の課題だ。

▼今週から、メーカー各社の春夏新製品の発表が本格化する。環境対応型の容器や賞味期限延長など、技術革新によって市場を活性化する新たなチャレンジに期待したい。