パスタソースに戦略商品 “ひと手間”需要発掘で利用シーン拡大へ キユーピー

キユーピーは、瓶入りパスタソースの新シリーズ「キユーピー アレンジプラス」(参考小売価格350円)3品を16日から発売する。首都圏・中部・近畿エリア限定。通販チャネルでも販売する。

現在のパスタソース市場では「かけるだけ」「あえるだけ」タイプに代表される簡便志向の商品が主流。一方で、市販のソースに具材を加えるなど独自のアレンジを施して使う消費者も多い。

その背景について同社は「市販ソースの不満点として量や具の少なさ、栄養バランスなどが挙げられており、それらのニーズが十分とらえきれていない。ただ、一から作るのは手間がかかるため、加工度の高いソースを使って手軽に作りたいというニーズがある」(家庭用本部調理食品部 大山寛介氏)とみている。

同社では主力「あえるパスタソース」シリーズで簡便志向に対応する一方、「キユーピー イタリアンテ」「キユーピー3分クッキング フライパン1つで!」シリーズなど、ひと手間タイプの強化で潜在的ニーズの掘り起こしを進めている。その延長線上で開発されたのが「キユーピー アレンジプラス」だ。

広がるアレンジメニュー(キユーピー アレンジプラス)
広がるアレンジメニュー(キユーピー アレンジプラス)

トマトをベースに、それぞれマスカルポーネチーズ、ガーリック、バジルと組み合わせた3品種。素材本来のおいしさとしっかりした具材感、さまざまな調理方法への適応性を重視した。

開発拠点はイタリア。原料トマトの栽培から製造に至るまでを現地で行う。「イタリアの強い日差しで育ったトマトとともに、採れたての状態を維持できる原料加工技術がある。加熱を抑えるアセプティック充填や、素材を生かした調理工程が実際の現場で再現できる」(研究開発本部調理・調味料開発部 山下浩平氏)と理由を説明する。

素材のおいしさを生かすシンプルな味付けながら、これひとつで味が決まる点が大きな特徴。さまざまなパスタ料理はもちろん、肉や魚、野菜、コメ、パンなどと組みわせた多彩な調理方法に応用が可能だ。料理好きな主婦をメーンターゲットに、店頭での試食やSNSなどを通してアピールしていく。