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飲料系飲料GW期間中も熱中症による救急搬送が発生 汗腺が未発達な子どもは特に要注意 親子の行動変容へ大塚製薬が「夏支度」啓発

GW期間中も熱中症による救急搬送が発生 汗腺が未発達な子どもは特に要注意 親子の行動変容へ大塚製薬が「夏支度」啓発

 大塚製薬は、昨年のゴールデンウィーク(GW)期間中も熱中症による救急搬送が発生したことや近年の温暖化傾向を受けて、早めの熱中症対策が必要と判断。外出が増えるGW前の4月20日、早めの熱中症対策の実践を促すため暑熱順化を啓発するイベントを開催した。

 暑熱順化とは、暑さが本格化する前に、運動や入浴などで汗をかき、暑さにカラダを慣れされること。

 今年、この暑熱順化の言葉を噛み砕き分かりやすく伝えるため「夏支度」という言葉で啓発していく。

 水分・電解質補給→運動・入浴→発汗→水分・電解質補給の一連の流れを「カラダの“夏支度”」と表現した。

大塚製薬の岩﨑央弥(なかや)氏
大塚製薬の岩﨑央弥(なかや)氏

 イベントは、「親子で夏支度イベント」と題し、屋内アスレチック施設「トンデミ平和島」(東京都大田区)で通りがかりの親子に呼びかけて行われた。

 会場で取材に応じた大塚製薬の岩﨑央弥(なかや)ニュートラシューティカルズ事業部製品部ポカリスエットプロダクトマーケティングマネージャーは「熱中症対策は全ての方にとって必要だが、子どもたちは汗腺が未発達なこともあり、特に気を付けないといけない世代。そのため、まずは親子の行動変容を促したいと考えイベントを企画した」と説明する。

 会場には親子の行動変容を促すものとして「なつじたくカレンダー」作りの場を用意。

 夏にやりたいことをランキングで記入し、やりたいことを叶えるために大切になる夏支度の実践内容をカレンダーに書き込むことで楽しい夏を計画。そのための体の準備(夏支度・暑熱順化)について学べるようになっている。

 「暑熱順化という言葉は浸透してきたが、行動変容はなかなか起こりづらい。夏は子どもたちにとって楽しい季節であってほしいことから、親子で共通の目標を立てて楽しく準備できるように、『なつじたくカレンダー』を考えた」という。

「なつじたくカレンダー」体験の様子
「なつじたくカレンダー」体験の様子

 「なつじたくカレンダー」作りを体験した親子には熱中症対策として「ポカリスエット」を無料配布した。

 「なつじたくカレンダー」は、夏支度の大切さを伝える特設サイトでも無料で公開しダウンロードできるようになっている。

 同社公式YouTubeでは、3組の親子が前向きに夏支度を行うWEBムービーも公開している。

 総務省消防庁「令和6年(5月~9月)の熱中症による救急搬送状況」よると、昨年は5月から9月にかけて熱中症による救急搬送が調査開始以降最高となる9万7578人に上り、2024年4月29日から5月5日には688人とGW期間中も熱中症による救急搬送が発生した。

 気象庁が2月25日に発表した3か月予報と暖候期予報の解説(気象庁・季節予報解説資料)は、今年の5月には全国的に気温が平年並か高い傾向にあり、6月~8月は全国的に気温が平年より高くなると予想している。

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