サントリー食品インターナショナルは「サントリー天然水」ブランドから乳性飲料の新商品「きりっと ヨグ 朝摘みレモン&ヨーグルト」を4月22日に発売してカテゴリ領域を拡大する。
「サントリー天然水 きりっと果実」をはじめとする「きりっと」シリーズとして初の乳性飲料となる。
既存品の「ヨーグリーナ 贅沢仕上げ 冷凍兼用」は、乳性フレーバーのフレーバーウォーター(清涼飲料水)に属する。
好調な「きりっと果実 オレンジ&マンゴー」と「同 ピンクグレープフルーツ&マスカット」の果汁飲料2品とともに主に大人のオンタイムでの飲用シーンを獲得していく。
「きりっと ヨグ」について、取材に応じた佐藤匡ブランドマーケティング本部課長は「当社独自の乳原料を使うことで、ヨーグルトの滑らかさやコクがありながらも後残りせず、その上、レモンを少量加えてすっきりゴクゴク飲めるように仕立てた今年の最注力新商品」と力を込める。

3種の乳酸菌とビフィズス菌を配合し“1日分のビタミンこれ1本”を謳う。容器には冷凍可能なボトルを採用している。
乳性飲料へのチャレンジについては「きりっと果実」で得られた手応えから決断。
「『きりっと果実』の強みは、すこやかなイメージの素材を天然水で仕立てているため、ゴクゴク罪悪感なく飲める点にあることが分かり、それであれば果実だけに限定する必要はないと考えた」と振り返る。
開発にあたっては、「きりっと果実」の知見や技術を活用。
「きりっと果実」ではオレンジとマンゴー、ピンクグレープフルーツとマスカット、といった具合に2種類のフレーバーを組わせて複雑な味わいを出しており、この考え方を新商品にも取り入れた。
「ヨーグルトだけではなく、レモンも掛け合わせることで『きりっと果実』と同じく大人がオンタイムにも飲めるようにした。飲用後にベタっとした甘さがなく、レモンがほんのり残ることで、また次飲みたくなるような味わいに仕立てている」と説明する。

発売開始に伴い専用のコミュニケーションを展開してシリーズの認知度を高めていく。
「『きりっと果実』の認知は発売3年目で3割程度。ボリュームは拡大できているのだが、認知が課題だと考えており、『ヨグ』の刺激策を投入することで『きりっと』シリーズの認知をロングセラーブランド並みの60~70%近くまで引き上げていきたい」と意欲をのぞかせる。
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