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加工食品味噌みそ汁を凍結・乾燥して“つくりたて”を閉じ込めた「アマノフーズ」みそ汁  松岡茉優さん招きおいしさや簡便などの価値伝達

みそ汁を凍結・乾燥して“つくりたて”を閉じ込めた「アマノフーズ」みそ汁  松岡茉優さん招きおいしさや簡便などの価値伝達

 アサヒグループ食品は8日と9日、「二子玉川ライズ ガレリア」(東京都世田谷区)で「アマノフーズ」みそ汁とおにぎりのセットが特別価格の税込100円で喫食できるホップアップイベント「アマノ食堂」を開催した。8日には俳優の松岡茉優さんがゲストに招かれた。

 「アマノフーズ」みそ汁のトライアルユーザーの獲得が目的。

 この日、取材に応じた真鍋太郎コンシューマ事業本部マーケティング二部長は「まだまだ『アマノフーズ』に接触していない方がたくさんいらっしゃる。認知率も55%程度。フリーズドライブロック形状で特徴が分かりづらいことから、お湯を注ぐだけでみそ汁ができることを体験していただき、飲んでおいしいと思っていただきたい」と語る。

真鍋太郎コンシューマ事業本部マーケティング二部長
真鍋太郎コンシューマ事業本部マーケティング二部長

 製造にあたっては、家庭で作るみそ汁と同様の工程を踏み、具材・みそ・だしを入れてつくったみそ汁を1食分にわけて凍結・乾燥させている。
 いわば“つくりたて”を閉じ込めたものとなり、これにお湯をかけるだけで“解放される”仕組みになっている。

 「『アマノフーズ』の今年の方針は、みそ汁のおいしさを伝えることにある。つくりたてのおいしさをしっかりお伝えしていく」と意欲をのぞかせる。

 個食ニーズに対応すべく豊富な品揃えで選べる楽しさも訴求していく。

 個食ニーズについては「ご家庭の中でも好みが分かれるため品揃えを充実させてこの春は展開している。ボリュームゾーンは、就労の主婦層と専業主婦層。40代以上の専業主婦はお子様も大きくなっていることから、同じお家に住んでいても個食化が進み、そのようなときに重宝される」と説明する。

8日、「二子玉川ライズ ガレリア」で開催されたホップアップイベント「アマノ食堂」に招かれた俳優の松岡茉優さん
8日、「二子玉川ライズ ガレリア」で開催されたホップアップイベント「アマノ食堂」に招かれた俳優の松岡茉優さん

 ポップアップイベントは、5月に名古屋、秋には大阪・神奈川での開催も予定している。

 「アマノフーズ」の2024年売上高は前年比1%減の約156億円。「前半は少し苦しいところがあったが後半から戻してきている」という。

 即席みそ汁市場については「二極化が進んでおり、(高付加価値タイプの)フリーズドライとともに、生みそタイプの伸び、トータルとして少し上向いている」との見方を示す。

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