味の素AGFは、「ブレンディ」マイボトルスティック(以下、マイボトルスティック)の価値伝達を強化する。
同商品は、マイボトルに同商品を入れて水やお湯を注ぎ軽く振ると完成するマイボトル用ドリンクで昨年3月に新発売された。
昨年の販売動向について、2月28日の取材会で伊藤英郎コンシューマービジネス部長は「トライアルしていただいた方々に利便性を強く感じていただいたようで、歩留まり・定着率が非常に高いことが分かった。その反面、認知が不十分であることも判明した」と総括する。

今年、軽く振るだけで完成することを端的に伝えるため、パッケージに「水で秒溶け!」のアテンションを新たにあしらうなどして既存商品を刷新し、高まるカフェインレスニーズに対応すべく「いやし巡る4種のブレンド茶」を3月3日に新発売した。
「いやし巡る4種のブレンド茶」は、大麦・ハトムギ・高麗人参・陳皮の4種のノンカフェイン素材を使用し麦茶ベースの香ばしくまろやかな味わいが特徴。
既存品の「すがすがしく香る緑茶」は、前身商品の「すがすがしく香るグリーンティー」から商品名を改め、独自のアロママネジメント技術を活用して味わいをスタンダードな緑茶に変更した。
「すっきりレモン&ビタミンC」と「すっきりアセロラ&ビタミンC」の水分補給系の2品は「水分をもっと効率よく体内に補給しやすくするためアミノ酸(アラニン)を配合して新しい価値を提供していく」。
需要喚起策としては、夏場に体験の場の提供を予定。
各支社では、マイボトルの利用を推進する自治体との連携強化を図り、社会貢献とともに商品の露出強化を図る。
コミュニケーションは情報感度の高い若年層をメインターゲットに展開する。
「機能的な訴求になってしまうとエモーショナルにつながらないことが分かったため、“秒溶け!”といった分かりやすいワードを上手く活用してコミュニケーションスピードを加速させていきたい」と述べる。
なお、手応えを得たリピート率については「新商品のトライアルあたりのリピート率は、通常商品の平均値と比べると5~10ポイント高い」と説明する。
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