2.2 C
Tokyo
1.3 C
Osaka
2026 / 01 / 29 木曜日
ログイン
English
加工食品菓子米菓業界に新風 水分が大敵な米菓で生のあんこをサンド パリッと食感と和菓子のとろり食感を両立 日の出屋製菓産業

米菓業界に新風 水分が大敵な米菓で生のあんこをサンド パリッと食感と和菓子のとろり食感を両立 日の出屋製菓産業

 日の出屋製菓産業(富山県)は、水分が大敵な米菓で生のあんこをサンドした新商品「あんとろべい」の開発に漕ぎつけ米菓業界に新風を吹き込む。

 原料米価格の高騰などコスト環境が厳しくなる中、高付加価値商品で単価アップを図り持続可能な成長につなげていく。

 取材に応じた川合洋平社長は「当社の品づくりの理念“類ありて比なし”に則り、世にないオンリーワンの商品開発を目指し開発に2年を要した」と振り返る。

 同社の看板商品は、富山湾で獲れた白えびと富山米でつくられた「しろえび紀行」。

 今回、「しろえび紀行」に次ぐ新しい富山土産として、かねてから、白えびせんと和菓子である生のあんことの組み合わせを試行錯誤を重ねて実現した。

 「米菓は湿気が大敵であり、少しでも水分が入るとダメになる。生のあんこの水分の移行を防ぐため、生のあんこをチョコレートで包み込み、パリッとした米菓の食感ととろりとした和菓子の食感を両立させた」と説明する。

「あんとろべい」をアピールする川合洋平社長
「あんとろべい」をアピールする川合洋平社長

 餡を閉じ込めるにあたり既存の米菓生地では対応できず微調整を必要とした。
 「米菓専門の機械メーカーさまではなく、お菓子専門の機械メーカーさまやチョコレートメーカーさまのご協力を得ながら専用のラインを設けた」という。

 味わいは、白えびせんの旨味と餡の甘さが口の中で広がるようになっている。「米菓の中で甘じょっぱい味わいに大きなニーズがある」と勝算を見出す。

 「SHIRO SASARAYA」ブランドの商品として5月から「SHIRO SASARAYA」のポップアップショップやEC、「ささら屋」の数店舗での発売を予定する。

 1枚ずつ個包装され、3袋入り・6袋入り・12袋入りを取り揃える。
 販売価格は検討中。「1枚200円あたりを考えている」と述べる。
 3Dで製品特徴を描いた動画を用意してSNSなどで発信してアピールしていく。

 「あんとろべい」の開発を契機に、さらなる新商品の開発も視野に入れる。

 「自社工場で和菓子の製造設備が整ったことに加えて、今回、私も含めて開発メンバーは和菓子やチョコレートといったこれまで知りえなかったことを多く吸収でき、多くのご指導もいただいた。開発専任のメンバーも増やして、今回の経験を活かした商品づくりを今後も行っていく」と意欲をのぞかせる。

関連記事

インタビュー特集

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。