キーコーヒー、売れ筋のブレンドをリニューアル レギュラーコーヒーを毎日飲みたいニーズへの対応強化

 キーコーヒーは「KEY DOORS+(キードアーズプラス)」の売れ筋ブレンドを大容量化した 「スペシャルブレンド」「モカブレンド」の250g粉FP(袋)に磨きをかけて、高品質なレギュラーコーヒーを毎日飲みたいニーズへの対応を強化していく。

 「KEY DOORS+」の「スペシャルブレンド」「モカブレンド」の180g粉VP(真空包装)2品は、同容量帯で高いシェアを握る。

 同2品は、60代以上のロイヤルユーザーに支持される傾向にあることから、新たに40・50代の獲得や買い回りを促進すべく、昨秋に引き続きチャレンジしていく。

 昨秋、包材の表層には紙を採用した「スペシャルブレンド」「モカブレンド」の250g粉FP(袋)を発売開始した。

 この結果、VPユーザーとは異なる属性の新規ユーザーの獲得につなげることができたという。

 2月7日、取材に応じた阿部祐美子R&Dグループリーダーは「VPの属性と比べると明らかに少し年齢の若い方にご購入いただいている傾向が見て取れた。『KEY DOORS+』はやや高価格帯にあり、おいしく、かつ容量も多いということで、250gがしっかり支持された」と振り返る。

 一方、パッケージの表層を紙としたことで店頭では他の商品と比べて目立ちにくいという課題があると認識。今回、この課題を解消し商品の良さをダイレクトに伝えることを最優先として「スペシャルブレンド」「モカブレンド」250g 粉FP(袋)を刷新して3月1日に発売開始した。

 表層の素材は紙を使用したものから再生PET樹脂に変更し、視認性を向上させつつ環境にも配慮した。

 「総合的に店頭でお客様に商品の良さを最大限伝えられるかどうかが一番大事だと考えた。コーヒーのパッケージは金や光沢感などが好まれる傾向が強いため、改めて再生PET樹脂を使いゴールドを基調としたパッケージでおいしさを訴求するのが現時点ではベストと判断した」と説明する。

 既存の味わいを踏襲しつつ、より香り豊かでリッチな味わいが楽しめるように各ブレンドの配合内容も調整した。

 「VPは高い気密性から開封時までコーヒーの鮮度変化が非常に少なく、開封時に製造したての豊かな香りを感じていただけるのが圧倒的な価値。VPの180gは鮮度が高いうちに飲み切れる量であるのに対しFPは容量が多く開封から消費されるまでの時間がかかるため、味わいの軸はそのままに香り高さが続くように工夫した」という。

 VPとFPの買い回りにも期待を寄せる。

株式会社アピ 植物性素材