「日東紅茶 水出しアイスティー」好調 今後の勢い加速のポイントは若年層の開拓にあり 東京・原宿で一杯無料の体験イベント開催

 三井農林は好調に推移している「日東紅茶 水出しアイスティー」の勢いを加速すべく、5月24日、東京・原宿の「WITH HARAJUKU(ウィズ ハラジュク)」B1Fストリートで同商品の体験イベントを実施した。
 同イベントは25日も実施される。

 体験イベントは同商品を水出し抽出したドリンクをカップに注ぎ一人一杯を無料提供するもの。

 若年層の獲得が同イベントの狙い。

 この日、取材に応じた山田寛経営企画部プロモーション室長兼コーポレートブランド室長は「水出しアイスティー市場が右肩上がりということもあり、これまであまり大きな販促を行ってこなかった。今回、販促をかけることで若年層を獲得してさらなる伸び代を見込む」と語る。

 「日東紅茶 水出しアイスティー」も市場同様に好調に推移。4月単月は前年比二桁増の販売金額を記録。
 新商品「アップルルイボスティー」については「いつもの新商品より高めに採用いただいていると思う」という。

 勢い加速にあたっては10代から30代の若年層の掘り起こしに着目した。
 「水出し紅茶市場では当社はナンバー1だが、競合品と比べて若年層からの認知度が物凄く低いのが課題。認知度を高めることで市場の中で強固なポジションを確立できるものと考えている」との見方を示す。

キッチンカー
キッチンカー

 無料提供のドリンクはキッチンカーで手渡される。「アールグレイ」「トロピカルフルーツ」「はちみつレモン」「マスカットグリーンティー」「アップルルイボスティー」の5品の中から1品を選べるようになっている。提供杯数は2日間計で2000杯を見込む。

 キッチンカーのほか、5品の茶葉の香りを体験できるコーナーや「日東紅茶」の商品が当たる「水出しアイスティーガチャ」も設けている。

 ガチャには、指定の条件を満たしてイベントの様子を SNS 投稿すると参加でき、当選するとその場で賞品がプレゼントされる。

 今回、同社社員約30人が交代でイベントに参加。来場者に話かけて「日東紅茶 水出しアイスティー」の価値を伝達した。

 価値としては、5種類から気分に合わせて選べるバラエティや、タンブラーなどに好適な500ml抽出仕様、500mlあたり約30円の経済価値、気流式殺菌済の茶葉の使用が挙げられる。

 店頭では現在、イベントと連動したマストバイキャンペーンを実施している。
 「引き続き店頭露出を強化していきたい」と意欲をのぞかせる。

株式会社アピ 植物性素材