三井農林は、「日東紅茶」ブランドを訴求する期間限定イベント「WithTEA HOUSE」をUNKNOWN HARAJUKU(東京都渋谷区)で3月9日まで開催し、若年層のブランド認知拡大を図る。
3月6日、イベント会場で取材に応じた竹田一也企画本部商品企画・マーケティング部部長は「『日東紅茶』ブランドは若年層の方の認知が課題となっていた。2027年には、前身商品から数えて発売100周年を迎えるため、次の100年に向けて若い方にブランドを訴求していく」と語る。
イベントスペースは、好きな紅茶を1杯無料で試飲できるキッチンカー「WithTEAスタンド」が出迎える。
屋内は「聴くWithTEA」ゾーン、「あなたのWithTEA」ゾーン、「知るWithTEA」ゾーンに分かれている。
「聴くWithTEA」ゾーンでは、声優の梶裕貴さんが名作小説を朗読した「WithTEA STORIES」を楽しめる。同社が2月3日から開催している「聴くWithTEAキャンペーン」で配信中のコンテンツに加え、会場限定のボイスも用意している。
竹田氏は「新しい試みとして、特に20-30代の女性に高い知名度と人気がある梶裕貴さんを起用した。『日東紅茶』を知らなかったという方が知るきっかけになってほしい」と期待を寄せる。
「あなたのWithTEA」ゾーンには、「本を読みながら」などの紅茶を楽しむ日常のシーンを描いたイラストを展示。来場者は、10種のイラストからお気に入りのシーンを選んで投票することができる。投票結果は後日公開予定。
紅茶を飲む具体的な場面を想起させ、紅茶がどんなシーンにも寄り添える、身近な存在であることを伝える。
「知るWithTEA」ゾーンには、「日東紅茶」ブランドの歴史や歴代商品を展示している。
これには「若年層の方には、『日東紅茶』の歴史を知って、昭和レトロを感じて写真を撮っていただけたら嬉しい。ブランドのメインユーザーである40-60代女性や年配の方も、過去の商品を見て懐かしい気持ちになって楽しんでいただきたい」との思いを込めた。
イベント後も楽しめる仕掛けとして、配布しているリーフレットに、「WithTEA STORIES」が聞けるQRコードや紅茶のアレンジレシピを見られるQRコードを記載。
イベント会場の様子をSNS(XまたはInstagram)に投稿した人を対象に、抽選で「日東紅茶」の「ガシャポン」または試供品セットがもらえるキャンペーンも開催している。
「おいしい紅茶を飲んで終わり、ではなく、立ち止まっていただき、日常のシーンで紅茶を思い出していただきたい」とする。
目標来場者数は4日間で5000人を掲げる。
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