「ブレンディ」スティックは、スティック飲料の最需要期に向けて、この秋冬のパッケージを大刷新した「ブレンディ」スティックのマーケティング活動を本格化させる。
消費者の多様化するニーズへの対応と、若年層のユーザーの獲得が主な狙い。
これまでの主要顧客は30代から40代女性だったが、若年女性をターゲットにしたコミュニケーションも展開する。
「ブレンディ」スティックは、8月にパッケージをリニューアルし、16種類というバリエーションを前面に押し出す活動を展開。フレーバーごとにカラーを変え個性を表現し、選ぶ楽しさや手に取るワクワク感を打ち出している。
リニューアル品の導入状況は上々。
10月12日取材に応じた江村治彦コンシューマービジネス部長は「今年は9月に入ってからも暑かったが、流通各社様の反響は非常に良く、取り扱いに関してもいい状況でスタートした」と説明する。
メインとなる秋冬商戦に向けて、10月からは新TVCMを放映開始。3人の女性が自分好みの「ブレンディ」スティックを選び、“ふぅ”と幸せな笑みを浮かべるシーンが描かれている。
「わたし好みのオレにしよう。」というコピーとともに、16種類のパッケージを一斉に登場させて多彩なフレーバーをアピールしている。
今後も、引き続き全16種類という豊富なバラエティの認知に注力する。
買い回りを促進する戦略としては、店頭での小箱タイプ(6本・8本)のコーナー化を強化。小箱タイプの複数種類の買い回りを促進している。
若年層獲得に向けてコラボレーション施策も展開する。
10月からはサンリオの人気キャラクター「マイメロディ」「クロミ」とのコラボを開始して特設サイトにて期間限定でARコンテンツを公開している。
「ブレンディ」スティックのパッケージをスマートフォンにかざすことで、「マイメロディ」「クロミ」が画面上に出現。ほかにも店頭施策やSNSキャンペーンを予定している。「ブレンディ」スティックのカプセルトイの販売も予定している。
なお、上期(4月-9月)のスティック市場は、金額ベースで前年比約106%と伸長したと推定。この中で味の素AGFのスティックは上期、市場を上回る成長を遂げたという。