ファミリーマート 、ニュースアプリの個々のアクションを反映した最適なクーポン配信開始 スマートニュースの新機能活用

 ファミリーマートは、ニュースアプリ「スマートニュース」のクーポンチャンネル内の新機能「ディスカバリークーポン」を活用した「アイスモカブレンド」のクーポン配信を開始した。

 スマートニュースのマシンラーニング(=機械学習)技術をクーポンにも反映させたもので、個々のユーザーアクションに紐づいた最適なクーポン配信が可能となる。

 この狙いについて、スマートニュース執行役員日本コンシューマー事業責任者の野辺和也氏は「ディスカバリークーポン」について「18年に開始したクーポンチャンネルは幅広い人に利用され、新たなユーザーとの接点や新規来店のきっかけにつなげてきた。今回この機能をさらに強化し、新たなクーポン体験を創出する」と説明する。

 現状すべてのユーザーに同じ内容のクーポンを配布しているクーポン機能を、新機能ではユーザーの興味や関心に基づいて最適化し配信していく。

 第一弾となるファミリーマートとの共同企画では、期間内にスマートニュースのアプリを新規ダウンロードして「記事を読む」「天気予報の地域を設定する」などのミッションをクリアすると、新商品「アイスモカブレンド」の無料クーポンが最大5杯分提供される。

 ミッションのステータスはチャンネルの上部に表示され、継続的に達成を促すことができる。
 既存ユーザーには抽選で20万人に「アイスモカブレンド」の無料クーポン1杯を提供する。

 ファミリーマートはクーポンの新たな機能で、商品のトライアル促進や来店頻度向上につなげる考えだ。

 エグゼクティブ・ディレクターの足立光氏は、これまでのスマートニュースのクーポンについて一定の効果があるとの認識を示したうえで「国内最大の情報量を誇るスマートニュースの新機能『ディスカバリークーポン』はさらなる効果が見込めると考えた。コーヒーは比較的嗜好品としての要素が大きく、習慣性も非常に強い。普段ファミリーマートに来ない人にも是非飲んでもらい、いずれ習慣化してほしい」と期待感を示す。

 野辺氏は今回の新機能を開発した背景について「25種類のブランドのクーポンを扱うが、パートナーやユーザーが増えるに従って“種類が多すぎて分かりづらい”“自分が欲しいクーポンが見つからない”といった声や、“よりターゲットを絞ってクーポンを配信したい”とする声が聞かれた」と説明する。

 今後は、ユーザーアクションに加え、ユーザーの位置情報や天気、気温など「エリア」に応じたクーポンの最適化も年度内を目安に予定しているほか、将来的には外部データと連動したリアルタイムのクーポン配信も予定し、パートナーとのコラボレーションを一層強化していく。

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