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食事としての満足感も追求した「マイサイズ」の新シリーズ カロリーや塩分を抑えつつ「しっかりとした具材感」が特徴 大塚食品

 大塚食品は3月14日、レトルト食品「マイサイズ」から、健康的な食事の要素に加えておいしさと満足感も追求した新シリーズ「マイサイズ ホールケア」を発売した。

 「マイサイズ」ユーザーの裾野拡大が狙いで、年々拡大し約9000億円と推定される健康食品市場の中でも伸長著しいパーソナルミールソリューション市場に挑む。

 同市場について、3月8日発表した江藤晃嗣製品部マイサイズ担当PMは「ここで言うソリューションは最適化を意味し、個々の健康状態やライフスタイルなどに合わせて個別最適化した製品やサービスなどが今後伸びていく」との見方を示す。

 加えて、同社調べによると「食品の栄養表示で重視しているキーワード」として、カロリーだけでなく、塩分・糖質・たんぱく質への関心が特に高いことも判明した。

 「マイサイズ」は、“100kcalでおいしい”“全品レンジ調理可能な簡便性”“塩分2g以下設計”といった特徴があり、「ホールケア」ではこの特徴をベースに個別最適化。

「マイサイズ ホールケア」をアピールする大塚食品の江藤晃嗣製品部マイサイズ担当PM
「マイサイズ ホールケア」をアピールする大塚食品の江藤晃嗣製品部マイサイズ担当PM

 「ホールケア」6品は、カロリーに加え、塩分1g、糖質5g、たんぱく質10gと気になる栄養成分量を見える化し、その味わいは「健康を気遣う方が心から満足できる一皿」を目指した。

 塩分1gや糖質5gといった機能面を強調してしまうと、おいしさが損なわれていると思われる恐れがあることから、機能面に加えて食事としての満足感も追求した点が特徴となる。

 「従来の『マイサイズ』(レギュラーシリーズ)とは一味も二味も違った仕立てというのを意識して開発した。最大の特徴はしっかりとした具材感で、従来の『マイサイズ』にはないものとなる」と説明する。

 具材を大きくするとカロリーや塩分にバラツキが出やすいため「マイサイズ」レギュラーシリーズの具材は小さめになっているが、「ホールケア」6品のうち例えば「塩分1gビーフカレー」ではスライス牛肉を、「塩分1g親子丼」では鶏肉を、1食1食、手間をかけて量り入れることで、しっかりとした具材感と1食当たりのカロリー・塩分調整を実現している。

 厚生労働省によると、優先的に取り組むべき栄養課題は減塩であるとし、日本人の塩分摂取量の目標を1日当たり男性が7.5g未満、女性が6.5g未満と定める。

 「一般的な食事一食当たりの塩分量をみると、カレーライスは3.9gとなっており、この一食だけで目標の約半分の塩分量に達してしまうが、『ホールケア』であればご飯と組み合わせても減塩できる」と述べる。

 「ホールケア」は減塩タイプ以外に「糖質5gクリーミーチキンカレー」「糖質5gチーズリゾットの素」の糖質タイプ、「たんぱく質10gバターチキンカレー」「たんぱく質10gキーマカレー」のたんぱく質タイプを取り揃える。

 販売チャネルは、「ホールケア」と親和性の高いドラッグストアと調剤薬局から展開している。

 コミュニケーションは、ブランドサイトとSNSで情報伝達の場を整備し、食事管理アプリで「必要な方へリーチしていく」。

 売場づくりも「消費者とのタッチポイントとして重視しており、100 kcalのアイコンがしっかりと目に入ってくるような売場づくりを進めている」。

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