紅茶飲料市場でフルーツティーが拡大 「午後の紅茶」「紅茶花伝」「クラフトボス」から新提案 その背景は?

 紅茶飲料市場のフルーツティーカテゴリーが拡大している。
 さわやかな甘味の果汁感が紅茶に合わさり、コロナ禍で変化するリフレッシュニーズに対応しているのが背景と思われる。
 「長時間マスクと過ごすことから、休憩や気分転換の相棒だったコーヒーでは飲んだ後に残る後味やコーヒー独特のニオイを気にする人が増えている」とみる向きもある。

 これに各ブランドからの商品を通じた情報発信が奏功している。

 紅茶飲料のトップブランド「午後の紅茶」を展開するキリンビバレッジの調べでは、紅茶カテゴリーの中でもフルーツティーは「選べる楽しさがある」「紅茶とフルーツの両方の味わいが楽しめる」といった声を受け「日常の中でちょっと幸せな気分が手軽に味わえる“ご褒美”的な価値が期待されているころが分かっている」(キリンビバレッジ)とした。

 「午後の紅茶」のフルーツティーとしては、7月から「午後の紅茶 季節のご褒美 FRUITS TEA」シリーズを展開。第1弾「シトラス」、第2弾「グレープ」を発売し、「グレープ」の販売数量は「予想を上回るペースで推移している」という。

 12月6日には第3弾の「ラ・フランス」を数量限定発売して紅茶市場のさらなる拡大を目指す。

 コカ・コーラシステムは2018年から「紅茶花伝 クラフティー」シリーズを展開して“紅茶×果汁×はちみつ”の組み合わせを提案。

 フルーツティー市場が拡大する中、コカ・コーラは複数のフルーツの味わいをブレンドしたミックスフルーツティーが大きく伸長していることに着目して、同シリーズから、白ぶどうを主役に6種の果実の味わいをブレンドした「白ぶどうフルーツティー」を10月17日に新発売した。

 その出足は好調で「発売から7日間の数値では、2021年発売のレモンティーと比較して出荷本数・売上金額ともに約1.4倍となり、4倍の新規購入者数を獲得した」(日本コカ・コーラ)。

 「白ぶどうフルーツティー」の発売に先立ち、サントリー食品インターナショナルは10月11日に「クラフトボス」紅茶シリーズの「フルーツティー」を秋冬ブレンドにリニューアル発売して、さらなるファンの拡大を図っている。

 「クラフトボス」紅茶シリーズは3月、「フルーツティー」「レモンティー」「ミルクティー」の中味に磨きをかけ500mlから600mlに増量してリニューアル発売したところ上昇基調にある。

 なお、インテージSRI+フルーツティー(レモン除く)2017年1月~2021年12月推計販売規模(金額)によると、フルーツティー市場は2017年から拡大を続け2021年は前年の1.4倍に伸長した。

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