オーガニックワインを気軽に 市場再拡大へ高コスパ製品 メルシャン

オーガニックワインに興味はあっても、なかなか手が出ない――そんなユーザーに朗報だ。メルシャンが今春新たに立ち上げた輸入ワインの新ブランド「メルシャン・ワインズ」から、8月30日に発売された「サニーサイド オーガニック レッド/ホワイト」(各750㎖瓶)。高品質なオーガニックワインでありながら、日本の消費者の嗜好に合う味わいとともに、参考小売価格720円(税別)と低価格を実現。気軽に手に取れるワインで、市場再拡大にチャレンジする。

「輸入オーガニックワインに対するお客様のイメージを調査したところ、品質が良い、ナチュラルな感じがするといった声の一方で、価格が手ごろではない、味にクセがあり飲みにくそう、というイメージを持つ方もいた。市場が拡大しているとはいえ、まだまだ気軽に飲めるワインではないと捉えている」(24日の発表会でマーケティング部輸入グループ・須永和子氏)。

今回はスペインでオーガニックワインを手掛けるワイナリーのペニンシュラ社をパートナーに迎え、日本市場に合わせて開発。「メルシャン・ワインズ」を構成する3シリーズのうち、間違いのない品質を気軽に楽しめる「クオリティ」シリーズの第1弾として発売した。

レッド、ホワイトとも、華やかでフルーティな香りが特長。あえて樽の香りはつけずに、フレッシュな果実味を表現した。40代の輸入ワインユーザーをターゲットに、年間8万ケースの販売を目指す。

EU農産品  - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)