第21代「ミス揖保乃糸」登場 商売繁盛願い例祭開く 兵庫県手延素麺協同組合

兵庫県手延素麺協同組合は14日、兵庫県たつの市の大神神社(素麺神社)にて、例祭を執り行った。手延べそうめん「揖保乃糸」の生産がひと段落するこの時期に毎年催すもので、井上猛理事長や組合理事らが参拝して、商売繁盛を祈願した。

揖保乃糸資料館そうめんの里では、特設ステージで「第21代ミス揖保乃糸」を披露した。6~7月に全国各地の小売店で行われる販売促進イベントやSNSなどを通して、揖保乃糸の特徴やおいしさを伝える。

今年のミスを代表して橋本菜那さん(姫路市出身、会社員)が「コロナ禍だからこそ私たちにしかできないことを考え、全国の皆さんに笑顔と幸せを届けたい。伝統食品である揖保乃糸のおいしさやこだわり、製造者の方々の想いを全力で伝えていきたい」と抱負を語った。

冒頭にあいさつした井上理事長は「昨年、一昨年はイベントを十分できなかったが、今年はそれよりは開催できる状況で期待している。個性的で非常に素晴らしい方からの応募が多くて、その中から4人を選ぶのは大変だった。フレッシュな皆さんの1年間の活動に期待したい」と話した。

審査に加わった大谷聖カネス製麺社長は「選考コンセプトを『夢と愛』として、将来に大きな夢を持ち地元愛に強い女性を選んだ。そうめん文化の継承、持続可能な地域貢献のために全国での活躍を期待したい」と述べた。

会場ではこのほか、揖保乃糸のイメージキャラクターを務める女優の八木莉可子さんのトークショーやお笑いコンビ・インディアンスの漫才などが行われた。