最高益のマリンフーズ売却 ポートフォリオ最適化へ 日本ハム 畑佳秀社長

「2030年に向け、全社視点で事業の最適ポートフォリオを構築している中、グループのマリンフーズを売却した。ただ、マリンの決算は過去最高益。現状問題があるわけではないが、マリンのさらなる成長を考えて決断した。売却益は今後の成長戦略に充てていく。現在は筋肉質な製造収益構造構築のため、さまざまなプロジェクトが進行している。今後は、よりマーケティング視点に立ち、当社の強みのお客様の声をしっかり商品開発などに生かす取り組みを強化していく」(畑佳秀社長)

「POSデータ分析にAIを活用している。マーケティング戦略を新たな形に変え、新たな需要を創出していきたい」(井川伸久副社長 いずれも10日の決算会見で)