「価格転嫁で給与水準アップを」 キッコーマン堀切会長CEO

キッコーマンの堀切功章会長CEOと中野祥三郎社長COOは4月27日の決算報告会で価格改定(値上げ)に言及した。特に堀切会長は「生産者が価格を上げると消費者が困るという図式ではなく、社会全体として、それ(価格転嫁)によって給与水準を上げていかないといけない」と指摘。「経済の好循環に持っていかないといけない」と強調した。

堀切会長は「給料が先に上がらないと、購買につながらない、消費意欲が下がるとの見方もあるが、どちらが先かということをやっていて20年間、価格が上がらず、所得が下がったのが日本の経済」と指摘。「値上げをすることは悪いこと」という考えに批判的な見方を示し、「価格を上げると消費者が困るという図式だけでやっていると、みんなが沈んでしまう」と警鐘を鳴らした。

中野社長は2月16日納品分から国内で実施した醤油と豆乳の値上げについて,「2月にやって、3月には店頭価格が変わった。しっかりと説明できたと思う」と報告。「価格を上げざるを得なかったが、それ以上の価値をしっかりと提案していく。おいしくて健康的な食生活の実現に貢献することがわれわれの役目。そこをしっかりとやっていきたい」と強調した。