キリン「生茶」でラベルレス商品を進化 小面積の紙製タックシールをつけて店頭で1本ずつテスト販売

 キリンビバレッジは「生茶」のラベルレス商品を進化させる。
 6月7日、「生茶」525mlPETに小面積の紙製タックシールをつけて首都圏エリアの一部の量販店で1本ずつ単品販売する。

 ラベルレス商品は、ペットボトルに貼付しているプラスチックラベルをなくして、廃棄物量削減による環境負荷の低減とラベルを剥がす手間を省き使いやすくした商品のことで、原材料名などの必要表示内容を外装の段ボール(ケース)に記載しているためケース単位での販売を基本としている。

 業界では、ラベルレス商品の単品販売に向けて、この必要表示内容を小面積のタックシールに記載しこれを付けて1本ずつ販売する動きが昨年から起こっているが、タックシールはプラスチック製が主流となっている。

 キリンは、フジシールとの取り組みで紙製タックシールを新たに開発し、これを採用した「生茶」のラベルレス商品をテスト販売することでプラスチック使用量削減の取り組みを一層推進していく。