ハナマルキが配膳ロボ実験 「非接触×無人販売」アピール

ハナマルキは4月30日から5月5日まで、茨城県つくば市にあるシティーマーケットうおまつ本店にて、テクノホライゾン株式会社エルモカンパニーの広告付き配膳&案内ロボット「KettyBot」を使った入店プロモーション実験を行った。

注力商品「液体塩こうじ」をのせた配膳ロボが店内を巡回。ロボはスタッフの接客係員のように、革新的かつ独特な解決案で来店客に新たな購買体験を提供する。長引くコロナで試食販売ができなくなり販売戦略を模索していたが、今回のKettyBotを使ったプロモーション実験を通して新たな販売方法を定着させる考えだ。

ハナマルキでは、ブランド価値を高めるプロモーション戦略として、宣伝・広告、PRを積極的に取り入れている。消費者の反応をコンテンツに組み込むため、新商品の試食販売なども定期的に開催してきたが、近年コロナ禍で中止が相次いでいた。そこで新たな販売戦略として、配膳ロボによる非接触×無人販売のプロモーションに挑戦する。

「液体塩こうじ」(ハナマルキ) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「液体塩こうじ」(ハナマルキ)

KettyBotはレストランやSMのような人の流れが多い場所向けに特別に設計されており、わずか55cmの幅も通過できる。複雑な環境下でも活躍する。

うおまつ本店のKettyBotは、「液体塩こうじ」の広告と販促情報を中央に配置された18.5インチの大画面サイネージに表示。優れたAIによる音声技術で音声案内も可能だ。いつでも、どこでも、効果的に来店客、特に子ども連れの家族や健康志向の高い家族を惹きつけることが期待できる。

高齢化が進む日本では、慢性的に人材不足に悩まされる業界が出てきている。特に飲食業界や小売業界において顕著で、課題解決に向けてAIを使った無人店舗やロボットが登場している。大手コンビニや飲食店などでは運営業務の削減を狙い、5年以内にロボットの導入活用が当たり前になるとも言われている。

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