動画コミュニケーション活発

食品業界は値上げの春を迎えている。新型コロナやウクライナ情勢がなかなか好転しないなか、コスト上昇への対応は厳しさを増している。メーカーによる値上げ発表も相次ぎ、4月に続き5月、6月、さらに7月と値上げラッシュが続く見通しだ。

▼為替は1ドル130円に迫る円安水準で推移している。原料の多くを海外に頼る食品業界にとっては、この為替水準だけでも厳しい環境と言わざるを得ない。値上げについても、次、またその次を考えざるを得ない状況を迎えつつある。

▼その一方、この環境だからこそ商品の価値を伝え、需要の維持・拡大を図るための投資は欠かせない。マーケティングコストの効率的な運用がこれまで以上に求められるなか、着実に広がっているのがテレビ広告やWeb広告を含む動画を活用したコミュニケーション施策だ。

▼この春は例年以上に新作のテレビ広告を投下する動きが目立つ。Web動画、SNS動画を配信する動きも引き続き活発。どこまで価値を伝達できるか、新しい食スタイルの提案を通じ、どこで需要を喚起できるかが焦点だ。

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