即席みそで異例の“激辛” 「旨辛豚汁」を投入 新庄みそ

豚汁を食べる時、七味があれば、かけるという人は多いのではないだろうか。

そこに着目し開発を始めたのが、新庄みその「旨辛豚汁」。多くの食品カテゴリーで“激辛”の商品は増えているが、即席みそ汁では珍しい。「辛い豚汁のニーズも強いのでは」(営業部・大久保卓馬リーダー)と商品化に至った。使用するのは激辛唐辛子のブートジョロキア。一時はハバネロを抜いて、世界一辛いと言われたこともある品種だ。パッケージでは炎を描き、辛さを表現している。

とはいえ、単に辛いだけではない。豚肉、じゃがいも、大根、人参、油揚げ、ごぼう、しいたけ、ねぎの8種類の具材を加え旨みを引き出した。

生みその市場が頭打ちの一方で、即席みそ汁は市場を伸ばしており、同社でも即席のラインアップ強化を進めている。

その中で昨年、春に発売した「漁師のまかない海苔のおみそ汁」がヒット商品となった。発売1年目ながら全社の商品別売上で上位に食い込み、同社の売上増にも貢献した。今回の「旨辛豚汁」投入で、2年連続のヒットを期待する。

なお、既存の「豚汁」はデザインを刷新。「かきだし入りみそ汁」「あごだし入りみそ汁」など、好調なほかの即席みそとパッケージの統一感を持たせた。同社では「まだとらえ切れていないニーズをつかみ、そこに付加価値を持たせた商品を提供していくことが大事」(同)としている。

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