スターバックス、アイスドリンクに樹脂製グラス導入 廃棄物50%削減へリユース促進 106店舗で先行スタート

 スターバックス コーヒージャパンは4月18日から国内106店舗で「フラペチーノ」などのアイスドリンクを店内で飲用する際に樹脂製グラスで提供する。

 廃棄物を50%削減する2030年に向けた目標への取り組みの一環で、今春開始する4つの使い捨て素材削減施策の1つとなる。

 17日発表したサステナビリティ&資材購買部江シカルソーシング・サステナビリティチームの普川玲チームマネージャーは「これまでも店内利用時はマグカップでの提供やマイタンブラー持参の促進などを行ってきた。これらに加えてこの施策を導入していくことでお客様のリユースの選択肢を増やし店内利用の使い捨てカップのさらなる削減を目指していく」と説明する。

 これまで都内数店舗で樹脂製グラスをトライアル運用してきたが、その対象を国内の106店舗まで拡大する。
 今回先行導入される106店舗は「日本全国の多様な顧客層をカバーした店舗でお客様のニーズを幅広く確認できるように選定した」という。

 今後は、約1700店舗の全店舗導入に向けて、106店舗で最適なオペレーション方法や顧客ニーズを探っていく。
 また夏頃の全国展開を目指して、アイスドリンクを店内飲用する際に、フタなしで提供する取り組みも113店舗で開始する。

 そのほかの使い捨て素材削減施策としては、カップを「借りて・返して・再利用する」循環型プログラム対象店舗の拡大や100%植物由来のテイクアウト用カテラトリーの導入に取り組む。