平和堂 激戦区ど真ん中に攻勢 愛知・一宮で新店オープン

平和堂は1日、愛知県一宮市に「平和堂ビバホーム一宮店」をオープンした。県内16店目、全社の店舗数は157店舗となる。

2月23日に開業した大型商業施設「スーパービバホーム一宮店」(総売場面積約4万4千㎡)の1階にテナントとして出店。店舗面積は3千457㎡(うち売場面積2千279㎡)。名古屋市と岐阜市の中間点にあり、ベッドタウンとして開発が進む一宮市の中心に位置する。

3㎞商圏内に大型ショッピングセンター、食品スーパー、ドラッグストア合わせ30店を超える店舗がひしめく激戦区であり、日常品を中心に価格対応を行いつつ、70代以上の高齢層や40代のニューファミリーが多い商圏を意識し、健康志向型や利便性の高い商品を強化。また、自社ブランド「E-WA!」は、既存店舗が約7%に対し新店では10%をめどに品ぞろえを増やす。このほか、移動型のクッキングサポートを導入しメニュー提案に力を入れる。

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会見で平松正嗣社長、羽田野文博東海営業部部長は次の通り述べた。

本日3月1日は平和堂の創業日であり、この日に最新の店を開店できることをうれしく思っている。東海エリアは04年にグランドタマコシ、05年にヤナゲンストアーと一緒になってスタートした。そこから既存店舗を改装し、新店を開いてきた。

東海と京阪神、重点エリアであるこれら大消費地に展開するのが当社の大きな方向性である。東海でスタートした時の売上高は200億円弱だったが、現在は400億円を超えている。競合は激しいがポテンシャルのあるエリアであり、さらに出店を進めていきたい。

羽田野部長

ここ一宮市が当社の東海営業部発祥の地と言っても過言ではない。一宮市は愛知と岐阜を代表する強いスーパーが乱立している状態で、ドラッグストアも地元だけでなく県外からの出店も非常に多い。そのど真ん中にあえて出店した。普段使いの商品については価格を打ち出しながら、一方で健康型商品やオリジナルブランド「E-WA!」をしっかり品ぞろえし提案型の店を作る。

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