味の素グループ 「環境」「健康」照準に春夏商品 紙包材、牛乳コラボ、植物性など

新型コロナの影響により企業のSDGsの取り組みが加速しており、「環境」に理解ある商品や、「健康」領域の商品を選びたいとする消費者が増えている。2030年までに環境負荷50%削減、10億人の健康寿命延伸を目指す味の素グループは、このほど春夏向けの主要新製品発表会をオンラインで行い、「環境」や「健康」への取り組みなどを説明した。

味の素は、うま味調味料「味の素」および「うま味だし・ハイミー」の袋入り品種のパッケージを、3月中旬以降順次プラスチック包材から紙包材に変更し、年間約12tのプラ廃棄物削減を目指す。紙と2種類のプラを組み合わせて中身の品質を保持し、リサイクルマークをつけて紙包材として扱えるようにした。「研究所と工場の約2年の取り組みにより、包材だけでなく設備面でも調製し、プラ包材と変わらない強度、開けやすさを実現した」(調味料事業部宮坂文浩氏)。

また、「ピュアセレクトマヨネーズ」は22年度中にプラ包材ボトルをリサイクル可能な包材に変更。「パルスイート スリムアップシュガー」も外袋をプラから紙包材に変更するなど、さまざまな製品で環境対応を推進する。

「クノールカップスープ」(味の素) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「クノールカップスープ」(味の素)

牛乳でつくるシリーズ「クノール カップスープ」全4品種を3年ぶりに全面リニューアルし、2月19日から全国発売した。コロナ禍による健康栄養意識の高まりを受け、「牛乳の栄養がスープでおいしく摂れる」をコンセプトに品質・パッケージを一新。「牛乳の栄養がスープでおいしく摂れる価値を伝え、健康栄養の課題解決に貢献する」(栄養・加工食品事業部鈴木博之氏)。

味の素AGF「ブレンディ 毎日の腸活コーヒー」(味の素AGF) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
味の素AGF「ブレンディ 毎日の腸活コーヒー」(味の素AGF)

味の素AGF社は、3月2日から機能性表示食品「ブレンディ 毎日の腸活コーヒー」を新発売する。整腸効果のあるコーヒー豆由来の成分コーヒー豆マンノオリゴ糖(コーヒーオリゴ糖)を配合し、1日2杯を2週間飲むだけで大幅なお通じ改善効果が得られる。「コーヒーオリゴ糖はコーヒー風味との相性が良く、ブレンディのおいしさをそのままに継続でき、少量摂取で効率的に腸内環境を整える」(リテールビジネス部桐山雅亘氏)。

また、スティックコーヒー「ブレンディ スティック 冷たい牛乳で飲む」シリーズのラインアップも拡充し、「コロナ禍で健康意識が加速しており、仕事や家事に忙しい30~40代女性に慌ただしい朝や小腹が空いたおやつ時に飲んでほしい」(リテールビジネス部髙橋友夏氏)などの変化をとらえ訴求する。

J-オイルミルズは、紙パックを採用した家庭用油脂商品を「スマートグリーンパック」シリーズに新たな油種3種類を追加した全5種類のラインアップを3月から全国で順次発売する。昨年8月に紙パックの家庭用油脂商品「一番搾りキャノーラ油」「純正ごま油」の2種類を発売し好評だったため、エクストラバージンオリーブオイル・こめ油・大豆の油の3種類を追加した全5種類をラインアップ。「今後は食用油の紙パック化製品をスタンダードにしていく」(油脂事業部家庭用部高野晃紀氏)。

J-オイル「スマートグリーンパックシリーズ」 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
J-オイル「スマートグリーンパックシリーズ」

また、プラントベースチーズの世界的ブランド「Violife(ビオライフ)」を3月1日から従来のエリア限定から計画を前倒しして全国発売する。「植物性チーズ市場は、ビオライフ発売前に比べて約1・5倍に拡大。乳アレルギーの子どもがいる家族やヴィーガンやベジタリアンからも反響があった」(油脂加工品事業部三崎順子氏)とし、今後は形状やフレーバー、容量を拡充し、ラインアップを増やす。

アイリッシュグラスフェッドビーフ日本市場拡大へ全力投球