ハウス食品 スパイス産地を応援 ブラックペパー製品発売

ハウス食品は産地の生活応援につながるスパイス製品「C.A.M.T.A.BLACK PEPPER(カンタブラックペパー)」を14日から発売した。ブラジルのトメアス地区で日系ブラジル人が立ち上げた現地農協(C.A.M.T.A.)の組合員が栽培した黒胡椒で、「パウダー」(26g)と「あらびき」(23g)の2種類(各税別希望小売価格200円)を展開する。

「カンタブラックペパー」は、穏やかな香りとシャープな辛味をもつ黒胡椒で、素材の良さを引き立てる風味が特徴。環境配慮の観点から、詰め替えを前提とした袋タイプを採用し、包材用のインクにバイオマスインキを使用した。

同社によると、同農協が推進する「アグロフォレストリー農法(農作物と樹木作物を組み合わせた農業)」は現地の環境保全や雇用創出につながる持続的なモデルとしてブラジル国内だけでなく世界でも注目されている。

ハウス食品は、黒胡椒を原料として購入し、現地の人々の生活、所得の安定化を応援。事業を通じ、地球環境保全につながる「アグロフォレストリー農法」を推進する同農協を応援する。

ハウス食品グループは、スパイスの持続可能な調達の一環として、スパイス産地と協働で、日本の家庭になじみが深く、幅広い料理に使われている「黒胡椒」をテーマにした取り組みを推進していく考えだ。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)