アサヒグループ食品 21年度は増収増益で着地 「多刀流」武器に飛躍

アサヒグループ食品は4日、22年度事業方針説明会を開催。21年度業績は売上高0.8%増(1千246億円)、事業利益2.7%増(113億円)を見込んでいる。主要ブランド別はミンティア12%減、アマノフーズ11%増、1本満足バー16%増、ディアナチュラ14%増、和光堂9%増、バランス献立・PLUS12%増。ミンティアは、マスク着用時専用商品や国内錠菓市場初の機能性表示食品の発売で新たな喫食シーンの提案を行ってきたが、コロナの影響が続きマイナスの着地となった。

川原浩代表取締役社長は22年事業方針を「『多刀流』(主力ブランドをさらに研ぎ澄ましたくさんの刀で戦う会社)によるさまざまな『おいしさ+α』の価値を提供することで社会課題を解決し、お客様の『心とからだの健やかさ』の実現に貢献する」とし、「絶えず変化する社会から生まれる課題解決に取り組んでいく」と語った。

主力ブランドの目標は、ミンティア7%増、アマノフーズ12%増、1本満足バー12%増、ディアナチュラ5%増、和光堂3%減、バランス献立・PLUS14%増。和光堂は前年の9%増と少子化による影響を加味した数字。また、サステナビリティ活動の一環として独自の環境配慮マークを設定し、一部商品から順次切り替えていく。

「ミンティア」「ディアナチュラ」の新商品(アサヒグループ食品) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「ミンティア」「ディアナチュラ」の新商品(アサヒグループ食品)

22年度は、ミンティアとディアナチュラの主力ブランド強化を掲げる。ミンティアの販売目標は155億円、ミンティアレギュラー4品のキャッチコピーを「瞬間ミント打法!」とし、2月28日に一斉リニューアルする。

またミンティアブリーズはラインアップを拡充し、「エアーグリーン」を4月4日に発売。販促には、新キャラクターを起用した新TVCMの投下や、全国7大都市での50万個サンプリング、ミンティア史上初のコンテンツコラボ商品の展開などを予定している。

右肩上がりで成長を続けるディアナチュラは、新たな消費者ニーズに応える商品の拡充や、10周年を迎えた主力の「アミノ マルチビタミン&ミネラル(29種、39種、49種)」を環境に配慮したパッケージに刷新。また、3月7日には「ディアナチュラビタミンD60日」と日常的な運動ニーズの高まりに対応した「ホエイ+カゼインプロテイン レモン味」を発売する。

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